Android Frame Pacing を OpenGL レンダラに統合する

このチュートリアルでは、Android Frame Pacing をツールチェーンに統合する方法、このライブラリが提供する関数の使用方法、フレーム ペーシングが改善されたことを確認する方法について説明します。Android Frame Pacing は、AGDK ライブラリの静的ライブラリまたは共有ライブラリとして使用できます。

始める

  1. SDK の .zip ファイルをダウンロードするか、Android オープンソース プロジェクトからリポジトリのクローンを作成します。
  2. Android Studio で Bouncyball サンプルを実行します。このサンプル プロジェクトでは、レンダリングに OpenGL ES を使用するゲームに Android Frame Pacing を統合します。

    1. .zip ファイルの内容をフォルダに展開します。
    2. Android Studio を開きます。
    3. [File] > [Open] をクリックし、gamesdk/samples/bouncyball ディレクトリを選択します。
    4. Android Studio によるプロジェクトの同期が完了するまで待ちます。
    5. サンプルを実行するために、デバイスを接続するか、仮想デバイスを作成します(詳細についてはアプリをビルドして実行するをご覧ください)。
    6. ターゲット デバイスを選択して、実行アイコン Android Studio の実行ボタン をクリックします。
    7. サンプル APK をターゲット デバイスでビルドしてインストールします。エラーが発生した場合は、次の点を確認してください。

      • Android SDK のサポートされているバージョンがあること。詳細については、アプリ モジュールの build.gradle ファイルの compileSdkVersion フィールドを確認してください。SDK バージョンのアップデートは、SDK Manager の [SDK Platforms] タブで行えます。
      • Android NDK のサポートされているバージョンがあること。詳細については、アプリ モジュールの build.gradle ファイルの ndkVersion フィールドを確認してください。特定バージョンの NDK のインストールは、SDK Manager の [SDK Tools] タブで行えます。
      • プロジェクトの local.properties ファイルに ndk.dir のエントリが「ない」こと。この場所は Android Studio によって指定され、上記の NDK バージョンが使用されます。エントリがある場合は、行全体を消去します。
      • ビルド設定を変更した後、プロジェクトをクリーンアップし([Build] > [Clean Project])、リンクされている C++ プロジェクトを更新([Build] > [Refresh Linked C++ Projects])していること。