イベント

Google Play Games のイベント サービスを利用すると、ゲームプレイ中にプレーヤーが生成した累積データを収集し、ゲーム分析のために Google のサーバーに保存できます。ゲームで収集するプレーヤーのデータを柔軟に定義できます。これには次のような頻度に関する指標が含まれます。

  • プレーヤーが特定のアイテムを使用する
  • プレーヤーが特定のレベルに達する
  • プレーヤーが特定のゲーム アクションを実行する

イベントデータは、ゲームの改善方法に関するフィードバックとして使用できます。たとえば、プレーヤーが完了するのが過度に困難であると感じるゲームの特定レベルの難易度を調整できます。

プラットフォームのイベントを実装する方法については、クライアントの実装をご覧ください。

ゲームでイベントを統合する

次のワークフローでは、ゲームでイベントを適用する方法について説明します。

  1. イベントを定義します。ゲーム内でキャプチャする新しいイベントを定義するには:
    1. Google Play Console で、ゲームの [イベント] ページに移動します。
    2. [新しいイベントを追加] ボタンをクリックして、イベントのプロパティを構成します。
    3. ゲームの変更の公開の手順に沿ってイベント定義を公開します。

  2. Events API を使用してゲームにイベント キャプチャを実装します。たとえば、Android コードでは、対象のイベントがトリガーされたことをゲームが検出するたびに、イベントの increment メソッドを呼び出します。

  3. イベントデータを表示します。Google Play Console でゲームの [イベント] ページに移動して、キャプチャされたイベントの統計情報を表示します。

イベントの基本

Events API を使用すると、興味深いゲームプレイ指標を定義して収集し、それらの指標を Play ゲーム SDK にアップロードできます。

Play Games SDK イベントには、以下の主要なプロパティが含まれています。

プロパティ 説明
ID Google Play Console がこのイベントに対して生成する一意の文字列です。この一意の ID を使用して、ゲーム クライアントでイベントを参照します。
名前 イベントの略称。100 文字まで入力できます。この値は Google Play Console で使用され、ゲームに表示できます。

例:

  • 「倒したゾンビ」
  • 「集めた赤色の宝石」
説明 イベントの詳細な説明（例: 「プレーヤーがゾンビを倒した回数」、「プレーヤーが消去した赤色の宝石と、一致した赤色の宝石の総数」）500 文字まで入力できます。この値は Google Play Console で使用され、ゲームに表示できます。
イベントの種類

イベントがトラッキングしているデータの種類を宣言するフィールド。この値は、Google Play Console でプレーヤー分析レポートをサポートするために使用されます。

次の 2 つのイベントタイプがサポートされています。

プレミアム通貨ソース
プレミアム通貨のソースをトラッキングするイベントには、このタイプを選択します。例:
  • 「獲得した金貨」
  • 「購入したエメラルド」
プレミアム通貨シンク
プレミアム通貨のシンクや使用量を追跡するイベントには、このタイプを選択します。例:
  • 「使用した金貨」
  • 「使用したエメラルド」
アイコン イベントに関連付けられる正方形のアイコン。

イベントを作成する

ゲームの新しいイベントを作成する手順は次のとおりです。

  1. Google Play Console で、左側の [ゲームサービス] アイコンをクリックし、ゲームのエントリを選択します。
  2. 左側の [イベント] タブを選択し、[イベントを追加] ボタンをクリックします。
  3. 作成するイベントの詳細を入力します。
  4. [保存] をクリックします。エラーがなければ、イベントは「公開準備完了」ステータスになります。ゲームの変更の公開に進みます。

イベントを編集する

作成したイベントを編集するには:

  1. Google Play Console で [イベント] タブを開き、編集するイベントのエントリを選択します。イベントの作成時に使用したのと同じフォームが表示されます。
  2. 編集を変更します。
  3. イベントの編集が完了したら、[保存] ボタンをクリックします。
  4. ゲームをテストして、変更されたイベントを確認します。正しく動作している場合は、ゲームの変更を再度公開してください。

イベントを削除する

下書きの状態になっているイベントや公開済みのイベントを削除できます。Google Play Console でイベントを削除するには、イベントのフォームの下部にある [削除] ボタンをクリックします。

イベントデータをリセットする

イベントのテスターのプレーヤーの進行状況データをリセットできます。

  • Google Play Console で下書きイベントをリセットするには、イベントのフォームの下部にある [イベントの進行状況をリセット] ボタンをクリックします。
  • イベントデータをプログラムでリセットするには、Management API の Events メソッドを呼び出します。

クライアントの実装

プラットフォームのイベントを実装する方法については、以下のリソースをご覧ください。