カメラアプリで Chromebook をサポートする

Google Play で Chromebook ユーザーにも興味を持ってもらいましょう。

Chromebook には、前面(ユーザーの方を向いた)カメラが搭載されています。ただし、Chromebook には背面(外向き)カメラは搭載されていないものもあります。また、Chromebook の前面カメラは通常、オートフォーカスやフラッシュをサポートしていません。

多用途のカメラアプリの場合は、カメラの構成(前面カメラ、背面カメラ、USB で接続された外部カメラがあるかどうか)によらず、すべてのデバイスをサポートします。

ハイエンド スマートフォンに搭載されるカメラの高度な機能を指定したからといって、アプリストアによって Chromebook ユーザーへのインストールが阻止されるようなことにならないよう注意してください。

アプリ マニフェストを構成する

できるだけ多くのデバイスに対してアプリがアプリストアで表示されるようにするには、アプリが使用するすべてのカメラ機能を宣言し、それらの機能が必須かどうかを明示してください。

  • CAMERA 権限を宣言する
  • カメラ機能を宣言する
  • 各機能が必須かどうかを指定する

1. CAMERA 権限を宣言する

アプリ マニフェストに次の権限を追加します。

<uses-permission android:name="android.permission.CAMERA" />

2. カメラ機能を宣言する

アプリ マニフェストに以下の機能を追加します。

<uses-feature android:name="android.hardware.camera.any" android:required="false" />
<uses-feature android:name="android.hardware.camera" android:required="false" />
<uses-feature android:name="android.hardware.camera.autofocus" android:required="false" />
<uses-feature android:name="android.hardware.camera.flash" android:required="false" />

3. 各機能が必須かどうかを指定する

android.hardware.camera.any 機能に android:required="false" を設定すると、あらゆる種類の内蔵カメラや外部カメラが搭載されたデバイスだけでなく、カメラが搭載されていないデバイスからもアプリにアクセスできるようになります。

その他の機能については、android:required="false" を設定することで、背面カメラ、オートフォーカス、またはフラッシュを備えていない Chromebook のようなデバイスがアプリストアでアプリにアクセスできるようにします。

要点

  • CAMERA 権限: アプリにデバイスのカメラへのアクセスを許可します。
  • <uses-feature> マニフェスト要素: アプリで使用する機能をアプリストアに通知します。
  • required 属性: アプリが特定の機能なしで動作できるかどうかをアプリストアに指定します。

結果

アプリでサポートされているカメラ機能を明示的に設定し、アプリに必須の機能を指定することで、できるだけ多くのデバイスでアプリが使用できるようになりました。Chromebook ユーザーは、Google Play などのアプリストアからアプリをダウンロードしてインストールできます。フル機能のカメラをサポートしているデバイス(スマートフォンなど)のユーザーもアプリをダウンロードできます。