Android Studio v0.2.x(2013 年 7 月)
- 最新の IntelliJ コードベースの変更にマージされました。Linux のフォントサイズの調整とフォント レンダリングなどに関する、Studio ユーザーから報告された問題が修正されています。
- Android Gradle プラグインが 0.5.0 にアップデートされました。
注意: この新しいバージョンには下位互換性がありません。 古いバージョンのプラグインを使用しているプロジェクトを開くと、「Gradle <プロジェクト名> project refresh failed.」というエラーが表示されます。
アップデート版の Gradle プラグインでは、以下の点が変更されています。
- IDE モデルが修正され、DSL でカスタマイズした場合でも出力ファイルを含むようになりました。また、DSL が修正され、
variant.packageApplication or variant.zipAlign
を使用する必要をなくすために、バリアント オブジェクトで出力ファイルを取得 / 設定するようになりました。 - 依存関係の解決が修正されました。デフォルト構成、ビルドタイプ、フレーバーを個別に解決するのではなく、それらの組み合わせをまとめて解決できます。
- ライブラリ プロジェクトのテスト用の依存関係が修正されました。ライブラリ自体のすべての依存関係が適切に組み込まれるようになりました。
- 2 つの依存関係が同じリーフ名を持つケースが修正されました。
- フレーバーに Proguard ルールファイルを適用できない問題が修正されました。
Gradle プラグインのすべてのリリースノートは、http://tools.android.com/tech-docs/new-build-system で入手できます。
- IDE モデルが修正され、DSL でカスタマイズした場合でも出力ファイルを含むようになりました。また、DSL が修正され、
- aapt の Gradle エラーが、build/ フォルダ内のマージ出力ファイルを指し示さずに、実際のソースの場所を指し示すようになりました。
- 並列ビルド - Gradle の並列ビルドを使用できるようになりました。ただし、並列ビルドはまだ開発段階にあります(Gradle のドキュメントを参照)。この機能はデフォルトでオフになっています。有効にするには、[Preferences] > [Compiler] に移動して、[Compile independent modules in parallel] チェックボックスをオンにします。
- レイアウトのレンダリングやエディタ内でのリソースの折りたたみなどに使用する新しいリソース リポジトリについて、次のような改善の取り組みが継続して行われています。
- .aar ライブラリ依存関係の基本的なサポート(たとえば、ソースのローカルコピーのないライブラリの使用)。ソースエディタ内のリソース XML の検証とナビゲーションは、まだ動作しません。
- リソース参照内のサイクル検出。
- キャレットの下の文字列のすべての翻訳を表示できるクイック ドキュメント(F1)は、さまざまな Gradle フレーバーおよびビルドタイプのリソース オーバーレイや、ライブラリを表示できるようになりました。それぞれリソース オーバーレイの逆順でリスト表示され、マスキングされている文字列のバージョンには取り消し線が引かれます。
- モジュール依存関係のセットが変更されたときに、マージリソースを更新する処理が修正されました。
- 文字実体参照宣言と XML エスケープおよび Unicode エスケープを適切に処理できるように、XML レンダリングが修正されました。
- [Layout Preview] ウィンドウや [Layout Editor] ウィンドウのスクリーンショット保存がサポートされるようになりました。
- テンプレートのバグが修正されました。
- lint のバグが修正されました。
- クラッシュ レポートに基づいて、さまざまな点が修正されました。クラッシュ レポートを提出していただき、まことにありがとうございます。