Roblox: Chromebook アプリの最適化によってユーザー層を拡大

4,000 万を超えるゲームがユーザーによって制作されている Roblox は、ユーザー作成コンテンツとしては最大規模のオンライン ゲーム プラットフォームであり、comScore の調査によれば、子どもとティーンエイジャー向けのゲームサイトとして世界第 1 位を誇っています。Chromebook の安定したインストール ベースと教育機関で多数のデバイスが使用されていることから、Roblox は ChromeOS 向けにアプリを最適化することにしました。

Roblox は、タッチスクリーンを搭載したノートパソコンやタブレットなど、多くのデバイスをサポートしています。つまり、ノートパソコンとタブレット モードの両方で実行できる Chromebook の利点を活かすことができます。Roblox はすでに Android をサポートしていたため、最適化プロセスは極めてシームレスに行われましたが、Chromebook 上でスムーズに実行できるようにするために Android のビルド内で微調整をいくつか行う必要がありました。

Eyecon の取り組み

Roblox はまず、ChromeOS との互換性について Android アプリに組み込まれている機能を確認しました。Android アプリの元々のアーキテクチャに関する決定の一部は、ChromeOS 向けに最適化する際に問題がありました。特に、静的な画面のレンダリング サイズです。Roblox は、臨場感にあふれるゲーム体験を提供することを目指し、全画面表示のアプローチを取ることに決めましたが、その前にテスト、試験、最適化を時間をかけて行い、こうした問題を解決しました。

Roblox はデバイスの特定のために、Chromebook を内部的に分類する方法を決定する必要がありました。というのも、Chromebook は実行モードに応じて、ノートパソコンとタブレットの両方のデバイスの機能を持っているからです。Chromebooks は現在のデバイスのカテゴリにきちんと適合するとは限らないため、Roblox は単に、ユーザー エンゲージメントやユーザー パフォーマンスをトラッキングするための新しいカテゴリを作成することにしました。Chromebook の画面比率とキーボードはデバイスの保持状態に応じて動的に変化するため、Roblox は画面とキーボードの両方の向きをすばやく検出するためのサポートを追加しました。

結果

Chromebooks は現在、Roblox の 2D アプリと 3D エンジンを非常に安定して実行できており、独自のゲーム体験をユーザーに提供しています。デバイスモードの切り替えが可能なため、さまざまな場所や状況でアプリを簡単に使用できるほか、コントロールや入力の設定に基づいて容易に調整することもできます。

Roblox が ChromeOS のサポートを初めて発表してリリースしたとき、デベロッパーとプレーヤーのコミュニティから大きな反響がありました。さらに、こうした関心が高じて、Roblox を日常的に Chromebooks でプレイすることを好む熱心なプレーヤーの大規模なグループも生まれています。

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