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Google Play Instant 版アプリの UX に関するおすすめの方法

Google Play Instant を使用すると、ユーザーがアプリを新しい方法で利用できるようになります。Instant App という、これらの Android ネイティブ アプリは、デバイスにインストールせずに実行できます。Instant App には、ユーザーがインストール可能なバージョンがアプリごとに存在します。

使用方法が独特であるため、Instant Apps では特別なガイドラインに従ってユーザー エクスペリエンスを提供する必要があります。このガイドでは、Instant App でユーザー エクスペリエンスを高めるためのガイドラインを示します。

Instant App の設計には、マテリアル デザインの原則を使用することを強くおすすめします。アプリにマテリアル デザインを適用する方法については、Android のマテリアル デザインをご覧ください。

また、ゲームアプリに固有のガイドラインも用意されています。詳細については、Google Play Instant 版ゲームの UX に関するおすすめの方法をご覧ください。

 

アプリにわかりやすいランディング スクリーンを用意する

図 1. Instant App に表示される [今すぐ試す] ボタン

Play ストアに [今すぐ試す] ボタンを表示したり、Android ランチャーにアプリやゲームを表示したりするには、デフォルトのメイン アクティビティが必要です。

[今すぐ試す] ボタンまたはランチャーからアプリに入ったユーザーには、アクセスしようとしているコンテンツまたはディープリンクの文脈がわかりません。 そのため、ブラウジングしてアプリの機能を見つける場所を用意する必要があります。

また、アプリの名前を目立つように画面に表示することも重要です。ユーザーは文脈をあまり把握していない状態でアプリへのリンクをクリックすることがあるため、アプリの名前を知らない場合があります。

 

リンクの代替リンク先を確認する

図 2. ユーザーを Instant App に誘導するウェブサイトのバナー

Google Play Instant のアプリやゲームへのリンクは、可能な場合はその場で開きます。 そうでない場合は、代替手段としてブラウザで開きます。

Google Play にリンクすることにより、代わりに Play ストアに移動するように代替シナリオを変更できます。アプリをすぐに開けないユーザーにウェブ上でアプリを使用させる代わりに、アプリのダウンロードに誘導するには、この方法が役立ちます。

別の方法として、ユーザーを最初に Play ストアに誘導する代わりに、ウェブサイトのバナーを使用してアプリを直接開かせることもできます。この方法を図 2 に示します。

ユーザーがタスクを完了できるようにする

Instant App でユーザーに機能を宣伝するとき、ユーザーがアプリをインストールしなくても機能を使用できるようにします。

ユーザーが目的を達成できるように、ユーザーにアプリのインストールを求めないようにします。アプリ内ページのメインのクリックスルー操作では、インストール メッセージを表示しないでください。

図 3. ユーザーにアプリのインストールを求めることなく、タスクを完了できるようにする。

 

適切なタイミングでユーザーにログインを求める

ユーザーがアプリに関連付けられたサービスへのログインまたは登録をせずに、できるだけ多くの機能を利用できるようにしてください。

ユーザーにログインを求めるのは、認証の必要な機能をユーザーが使おうとするまで待ってください。ユーザーは、ログインのメリットがすぐにわかれば、ログイン メッセージを煩わしく感じません。

たとえば、起動時にログインを求める写真共有アプリを考えてみましょう。このユーザー エクスペリエンスを改善するには、一般公開されている人気の写真の表示や、デバイス上の写真の編集など、ログインせずに使用できる機能を追加します。友だちと写真を共有する場合は、ログインを求められます。

図 4. 不要なログイン メッセージを避ける。

 

ユーザーの状態をアプリのインストール後も保持する

ユーザーがアプリをインストールしたら、Cookie やローカル ストレージを使用して、保存されているアプリの状態をアプリに転送します。図 5 に示すように、アプリで中断したところから再開できる必要があります。

図 5. インストール後にユーザーの状態を復元する
 

追加のスプラッシュ画面を作成しない

Instant App 起動エクスペリエンスには、アプリのロゴ、アプリのタイトル、アプリのランチャー アイコンが含まれています。ユーザーには冗長に感じられるため、追加のスプラッシュ画面を作成しないようにしてください。

図 6. Google Play Instant のフレームワークでは、アプリの起動エクスペリエンスを利用可能。

 

アップボタンとシステムの [戻る] ボタン

アップボタンは、ユーザーがアプリのホーム画面に到達するまで、アプリのナビゲーション スタック内を上に移動します。[戻る] ボタンは、最近表示された画面の履歴をさかのぼります。

アップボタンはユーザーがアプリ内に留まることを保証しますが、[戻る] ボタンはユーザーをアプリ外の最近の画面に戻すことができます。つまり、アップボタンを押してもアプリが終了することはありません。

[戻る] ボタンとアップボタンを使用してナビゲーションを設計する方法の詳細については、[戻る] ナビゲーションとアップ ナビゲーションの設計をご覧ください。

図 7. ナビゲーションは重要。

 

UI を統一する

Instant App の UI は、インストール版の UI と同じであるべきです。Instant App のデザインや UI は変更しないでください。

図 8. アプリのインストール版と Instant App 版との間で一貫性のある UI を維持する
 

Android での本人確認には Smart Lock for Passwords を使用する

Android 上の Smart Lock for Passwords は、Chrome と Android にまたがって使用できるパスワード マネージャーです。Smart Lock では、2 回目以降の訪問で自動的にログインします。ユーザーの認証を簡単にするには、Instant App で Google Smart Lock をサポートしてください。

図 9. 認証に Smart Lock を使用する。

 

明示的なインストール メッセージを表示する

アプリのユーザー インターフェースに戦略的に組み込むことで、インストール ボタンを活用できます。インストール ボタンには、マテリアル デザインの「get_app」アイコンと「インストール」というラベルを使用します。

「アプリを入手」、「完全なアプリをインストール」、「アップグレード」といった他のラベルは使用しません。インストール メッセージの表示にバナーなどの広告のような手法を使うことも避けてください。

図 10. インストール ボタンを戦略的に使用する

 

暗黙的なインストール メッセージを 2~3 個に抑える

暗黙的なインストール メッセージとは、インストール メッセージを起動する以外は何もしない Instant App 内のリンクのことです。暗黙的なインストール メッセージは、Instant 版にはない機能がインストール版アプリに存在する場合に表示される可能性があります。

暗黙的なインストール メッセージは 2~3 個に抑えるようにします。

暗黙的なインストール メッセージを使用するときは、その機能に関するコンテキストと情報を必ず表示し、アプリをインストールする理由をユーザーに伝えます。

図 11. 暗黙的なインストール メッセージの数を制限する。

 

アプリの機能しないセクションを削除する

アプリを Instant App に変換する場合、Instant App の UI の一部がアプリの他の機能モジュールにリンクしている場合があります。Instant App からそのようなセクションを削除します。

図 12. アプリの機能しない部分を削除する。

 

支払いの煩わしさを減らす

Instant App での購入が Google Play 請求サービスでサポートされておらず、支払い情報が登録されていない場合は、Google Pay API などの別の支払い API を使用できます。Google Pay API では、代金引換やギフトカードの Instant App への保存など、純粋にオフラインでのお支払いも可能です。

図 13. Google Pay API を使用した支払いワークフロー

 

サードパーティのサービスやコンテンツへのリンクを、Chrome のカスタムタブやブラウザで開くことができます。リクエストされたリソースが HTTPS プロトコルを使用する場合、WebView を使用してレンダリングできます。

独自のサービスはブラウザにリンクするのではなく、必要に応じて、WebView を使用して Instant App 内で表示すべきです。Instant App 内からのネットワーク トラフィックはすべて HTTPS プロトコルを使用する必要があります。

Instant App 内では、アプリが提供する機能と、外部ソースから提供される機能を明確に区別する必要があります。

図 14. 管理下にない外部リンクをブラウザで開く。

 

Instant App の URL の共有手段を提供する

Instant App にはユーザーが URL をコピーできるアドレスバーがないため、Instant App の URL を共有できる「共有」アクションをアプリ内で提供してください。

図 15. Instant App の共有をサポートする。

参考情報

高品質な Instant エクスペリエンスの作成について詳しくは、以下のリソースをご覧ください。

コードラボ