モバイル デバイスで Jetpack XR アプリ向け ARCore を実行する

Jetpack XR 向けの ARCore は、サポートされているモバイル デバイスと Android XR デバイスで実行できます。Jetpack XR 向け ARCore ライブラリは、これらのデバイスで Google Play 開発者サービス（AR）ランタイムを使用できます。これにより、共有コードベースを使用して Jetpack XR 認識 API 用の ARCore とやり取りする AR エクスペリエンス用のアプリを作成できます。

機能の互換性

Jetpack XR 用の ARCore が提供する次の機能は、モバイル ランタイムではサポートされていません。

  • ローカルで永続化されたアンカー
  • 顔追跡
  • アイ トラッキング

基盤となるモバイル ランタイムにアクセスする

アプリで、ARCore for Jetpack XR で公開されていない基盤となるモバイル ランタイムの機能にアクセスする必要がある場合があります。たとえば、照明推定の値にアクセスしたり、録画と再生を使用したりする場合です。

依存関係を追加する

これらのクラスに直接アクセスするには、アプリが次のライブラリを implementation 依存関係として明示的に依存する必要があります。

build.gradle ファイルで次の依存関係の指定を使用します。

Groovy

dependencies {
    implementation "androidx.xr.arcore:arcore-play-services:1.0.0-alpha09"
    implementation "com.google.ar:core:1.51.0"
}

Kotlin

dependencies {
    implementation("androidx.xr.arcore:arcore-play-services:1.0.0-alpha09")
    implementation("com.google.ar:core:1.51.0")
}

ArCoreRuntime にアクセスする

アプリは、基盤となるランタイムから Session と Frame を取得し、これらのオブジェクトを直接使用できます。

val arCoreRuntime = session.runtimes.firstNotNullOfOrNull { it as? ArCoreRuntime } ?: return
val originalSession = arCoreRuntime.lifecycleManager.session()
val originalFrame = arCoreRuntime.perceptionManager.lastFrame()
Mobile.kt