Android Gradle プラグイン 8.2.0 はメジャー リリースで、さまざまな新機能や改善措置が組み込まれています。
互換性
Android Gradle プラグイン 8.2 がサポートする最大 API レベルは、API レベル 34 です。その他の互換性に関する情報:
最小バージョン | デフォルトのバージョン | Notes | |
---|---|---|---|
Gradle | 8.2 | 8.2 | 詳細については、Gradle のアップデートをご覧ください。 |
SDK Build Tools | 34.0.0 | 34.0.0 | SDK Build Tools をインストールまたは設定します。 |
NDK | なし | 25.1.8937393 | 別のバージョンの NDK をインストールまたは設定します。 |
JDK | 17 | 17 | 詳細については、JDK バージョンの設定をご覧ください。 |
JDK パスを指定する新しいマクロ
#GRADLE_LOCAL_JAVA_HOME
は、JDK パスの指定に使用できる新しいマクロです。これにより、プロジェクトの Gradle デーモン(バックグラウンド プロセス)の実行に使用する Java ホームパスをより安全かつ簡単に指定できます。パスの選択は、.gradle/config.properties
ファイルの java.home
フィールドに格納されます。このフィールドは、Android Studio の Gradle JDK 設定で設定します: [File](macOS の場合は [Android Studio])> [Settings] > [Build, Execution, Deployment] > [Build Tools] > [Gradle]
新しいプロジェクトはデフォルトで #GRADLE_LOCAL_JAVA_HOME
を使用します。#JAVA_HOME
などのマクロをすでに使用している場合を除き、同期が正常に完了すると、既存のプロジェクトは自動的に新しいマクロに移行されます。
新しいマクロの主なメリットは次のとおりです。
- 最初にプロジェクトを開かなくても、JDK パスを手動で変更して、同期をトリガーできます。
- Gradle JDK の選択に関する信頼できる唯一の情報源があるため、互換性のない Gradle およびプロジェクト JDK バージョンに関連するエラーが少なくなります。