Android Gradle プラグイン 7.3.0 はメジャー リリースで、さまざまな新機能と改善措置が組み込まれています。
互換性
最小バージョン | デフォルトのバージョン | 備考 | |
---|---|---|---|
Gradle | 7.4 | 7.4 | 詳細については、Gradle のアップデートをご覧ください。 |
SDK Build Tools | 30.0.3 | 30.0.3 | SDK Build Tools をインストールまたは設定します。 |
NDK | なし | 23.1.7779620 | 別のバージョンの NDK をインストールまたは設定します。 |
JDK | 11 | 11 | 詳細については、JDK バージョンの設定をご覧ください。 |
カスタム C/C++ ビルドシステムのサポート
ビルド情報を Ninja ビルドファイル形式で書き込むシェル スクリプトを作成することで、カスタム C/C++ ビルドシステムを作成できるようになりました。カスタム C/C++ ビルドシステムについて詳しくは、Ninja を使用してカスタム C/C++ ビルドシステムを統合する(試験運用版)をご覧ください。
Kotlin プラグインの最小バージョンは 1.5.20
Android Gradle プラグイン 7.3.0-alpha08 以降、AGP には Kotlin プラグイン バージョン 1.5.20 以上が必要です。互換性を維持するため、build.gradle
ファイルで Kotlin プラグイン バージョン 1.5.20 以上を指定してください。
org.jetbrains.kotlin:kotlin-gradle-plugin:1.5.20
アーカイブ済み APK の生成を有効化
AGP 7.3 以降、ビルドされたすべての Android App Bundle で、ストア アーカイブがデフォルトで有効になります。アーカイブは App Bundle の新機能です。今後は、この機能がアプリストアでサポートされていれば、ストレージの少ないユーザーがアプリのスペースを効果的に管理できるようになります。
アーカイブ済み APK の生成をオプトアウトするには、アプリレベルの build.gradle
ファイルを次のように変更します。
android {
bundle {
storeArchive {
enable = false
}
}
}
マニフェスト ファイルの package 属性のサポートを終了
AGP 7.3.0-alpha04 以降では、Gradle を使用してプロジェクトをビルドする場合、マニフェスト ファイルで package
属性を使用すると、AGP によって警告が生成されます。アプリの名前空間を設定するには、モジュール レベルの build.gradle
ファイルで namespace
プロパティを使用します。詳しくは、名前空間を設定するをご覧ください。
新しい名前空間 DSL への移行についてヘルプが必要な場合は、AGP Upgrade Assistant([Tools] > [AGP Upgrade Assistant])を使用してください。
Android プラットフォームのサポート
AGP 7.3.0-beta05 以降では、サポートされる最小 SDK バージョンは 33 です(minSdk = 33
を使用できます)。最小 SDK は、アプリを実行できる Android の最小バージョンを表し、アプリレベルの build.gradle
ファイルで設定します。