テレビの生放送やその他の継続的なチャンネル ベースのコンテンツを視聴することは、テレビ利用の大部分を占めています。ユーザーは、チャンネル ブラウジングによってテレビで番組を選択して視聴することに慣れています。TV Input Framework では、テレビ番組ガイドに動画や音楽コンテンツを公開するためのチャンネルを作成できます。
注: TV Input Framework は、Android システム テレビアプリ向けのチャンネルを構築するために使用することを想定しており、Android 5.0(API レベル 21)から Android 7.1(API レベル 25)でのみサポートされています。サードパーティのアプリは、Android TV ホーム画面の API を使用してコンテンツのチャンネルを構築する必要があります。詳しくは、テレビ コンテンツをおすすめするをご覧ください。
TV Input Framework は、HDMI ポートや内蔵チューナーなどのハードウェア ソース、およびインターネット経由でストリーミングされる動画などのソフトウェア ソースからライブ動画コンテンツを受信および再生する一元化された方法を提供します。
このフレームワークを利用して、デベロッパーはテレビ入力サービスを実装することによりライブテレビ入力ソースを定義することができます。 このサービスは、テレビ プロバイダにチャンネルと番組のリストを公開します。テレビデバイスのライブテレビ アプリは、テレビ プロバイダから利用可能なチャンネルと番組のリストを取得してユーザーに表示します。ユーザーが特定のチャンネルを選択すると、ライブテレビ アプリは、TV Input Manager を介して関連付けられたテレビ入力サービスのためのセッションを作成し、テレビ入力サービスに対し、要求されたチャンネルにチューニングしてコンテンツをテレビアプリが提供するディスプレイ面に再生するように指示します。

図 1. TV Input Framework の機能図
TV Input Framework は、さまざまなライブテレビ入力ソースへのアクセスを提供し、ユーザーがコンテンツをブラウジング、表示、視聴できる単一のユーザー インターフェースにそれらの入力ソースを集約するよう設計されています。 コンテンツに合わせてテレビ入力サービスを構築すると、テレビデバイスからコンテンツにアクセスしやすくなります。
テレビ入力サービスのサンプルアプリをお試しください。
トピック
- テレビ入力サービスを開発する
- システムテレビ アプリと連携するテレビ入力サービスの開発方法を解説します。
- チャンネル データを利用する
- システムに合わせてチャンネルおよび番組のデータを記述する方法を解説します。
- ユーザー インタラクションを管理する
- オーバーレイを表示する方法、コンテンツの利用可能状況を管理する方法、コンテンツの選択を処理する方法を解説します。
- タイムシフトをサポートする
- テレビ入力サービスでタイムシフトをサポートする方法を解説します。
- コンテンツの録画をサポートする
- テレビ入力サービスでコンテンツの録画をサポートする方法を解説します。