注: Google Play では、アプリ マニフェストで宣言した <uses-library> 要素を使用して、ライブラリ要件を満たさないデバイスからアプリを除外します。フィルタについて詳しくは、Google Play 上のフィルタをご覧ください。
- 構文:
-
<uses-library android:name="string" android:required=["true" | "false"] />
- 上位の要素:
-
<application>
- 説明:
- アプリをリンクする必要がある共有ライブラリを指定します。この要素はシステムに対し、パッケージのクラスローダーにライブラリのコードを含めるよう指示します。
すべての
android
パッケージ(android.app
、android.content
、android.view
、android.widget
など)は、すべてのアプリが自動的にリンクされるデフォルトのライブラリに含まれています。ただし、自動的にリンクされない個別のライブラリに含まれているパッケージもあります(maps
など)。パッケージのコードがどのライブラリに含まれているかを確認するには、使用しているパッケージのドキュメントをご覧ください。この要素は、特定のデバイスへのアプリのインストールや、Google Play でのアプリの提供にも影響を及ぼします。
- インストール
- この要素が存在し、その
android:required
属性がtrue
に設定されている場合、PackageManager
フレームワークにより、ユーザーはアプリをインストールできなくなります(ライブラリがユーザーのデバイスに存在する場合を除く)。
android:required
属性については次のセクションで詳しく説明します。 - 属性:
-
android:name
- ライブラリの名前。この名前は、使用しているパッケージのドキュメントで規定されています。例: "
android.test.runner
"(Android テストクラスを含むパッケージ)。 android:required
android:name
で指定したライブラリがアプリで必要かどうかを示すブール値。-
"true"
: アプリはこのライブラリがないと機能しません。ライブラリが存在しないデバイスではアプリを使用できません。 -
"false"
: ライブラリが存在する場合はアプリで使用できますが、アプリはライブラリがなくても必要に応じて機能するように設計されています。ライブラリが存在しない場合でも、アプリをインストールすることは可能です。"false"
に設定する場合は、ライブラリが使用可能かどうかを実行時にデベロッパーが確認する必要があります。ライブラリを確認するには、リフレクションを使用して特定のクラスが使用可能かどうかを判断します。
デフォルト値は
"true"
です。導入時の API レベル: API レベル 7
-
- 導入時の API レベル:
- API レベル 1
- 関連項目: