Android Gradle プラグイン 2.1.0(2016 年 4 月)

2.1.3(2016 年 8 月)

このアップデートには、Gradle 2.14.1 以降が必要です。Gradle 2.14.1 には、パフォーマンスの改善、新機能、重要なセキュリティ修正が含まれています。詳細については、Gradle リリースノートをご覧ください。

依存関係:
新規:
  • N Developer Preview、JDK 8、Jack ツールチェーンを使用した Java 8 言語機能のサポートを追加しました。詳細については、N Preview のガイドをご覧ください。

    注: Instant Run は、現段階では Jack と併用できません。そのため、新しいツールチェーンの使用中は無効になります。N Preview 向けに開発していて、サポートされている Java 8 言語機能を使用する場合に限り、Jack を使用する必要があります。

  • 開発中のコンパイル時間を短縮するために、増分 Java コンパイルのデフォルト サポートが追加されました。これは、ソースのうち変更された部分や再コンパイルが必要な部分だけを再コンパイルすることで行われます。この機能を無効にするには、モジュール レベルの build.gradle ファイルに次のコードを追加します。

    Groovy

    android {
      ...
      compileOptions {
        incremental false
      }
    }
    

    Kotlin

    android {
      ...
      compileOptions {
        incremental = false
      }
    }
    
  • 個々の外部 VM プロセスではなくビルドプロセス内で dex 変換を行う、プロセス内 dex 変換のサポートを追加しました。これにより、増分ビルドが高速化されるだけでなく、フルビルドも高速化されます。Gradle デーモンの最大ヒープサイズが 2,048 MB 以上に設定されたプロジェクトでは、この機能がデフォルトで有効になります。そのためには、プロジェクトの gradle.properties ファイルに次の行を追加します。

    ```none org.gradle.jvmargs = -Xmx2048m ```

    モジュール レベルの build.gradle ファイルで javaMaxHeapSize の値を定義した場合、org.gradle.jvmargsjavaMaxHeapSize + 1,024 MB の値に設定する必要があります。たとえば、javaMaxHeapSize を「2048m」に設定した場合、プロジェクトの gradle.properties ファイルに次の行を追加する必要があります。

    ```none org.gradle.jvmargs = -Xmx3072m ```

    プロセス内 dex 変換を無効にするには、モジュール レベルの build.gradle ファイルに次のコードを追加します。

    Groovy

    android {
      ...
      dexOptions {
          dexInProcess false
      }
    }
    

    Kotlin

    android {
      ...
      dexOptions {
          dexInProcess = false
      }
    }