Android Gradle プラグイン 2.0.0(2016 年 4 月)

依存関係:
最小バージョン デフォルトのバージョン 備考
Gradle 2.10 2.10 詳細については、Gradle のアップデートをご覧ください。
SDK Build Tools 21.1.1 21.1.1 SDK Build Tools をインストールまたは設定します。
新規:
  • バイトコード インジェクションをサポートし、エミュレータや実機で実行中のアプリにコードとリソースのアップデートをプッシュすることで、Instant Run を有効にします。
  • アプリが実行されていない場合についても、増分ビルドのサポートを追加しました。 接続されているデバイスに Android Debug Bridge を介して増分変更をプッシュすることで、フルビルドの時間が改善されます。
  • 同時に生成できるワーカー dex プロセスの数を制御する maxProcessCount を追加しました。次のコード(モジュール レベルの build.gradle ファイル内)では、同時プロセスの最大数を 4 に設定しています。

    Groovy

    android {
      ...
      dexOptions {
        maxProcessCount = 4 // this is the default value
      }
    }
    

    Kotlin

    android {
      ...
      dexOptions {
        maxProcessCount = 4 // this is the default value
      }
    }
    
  • pre-dex をサポートし依存関係の re-dex を減らす、試験運用版のコード圧縮ツールを追加しました。このような機能は ProGuard ではサポートされていません。これにより、デバッグビルド バリアントのビルド速度が改善されます。試験運用版圧縮ツールは最適化と難読化をサポートしていないため、リリースビルドでは Proguard を有効にする必要があります。デバッグビルドで試験運用版圧縮ツールを有効にするには、モジュール レベルの build.gradle ファイルに次のコードを追加します。

    Groovy

    android {
      ...
      buildTypes {
        debug {
          minifyEnabled true
          useProguard false
        }
        release {
          minifyEnabled true
          useProguard true // this is a default setting
        }
      }
    }
    

    Kotlin

    android {
      ...
      buildTypes {
        getByName("debug") {
          minifyEnabled = true
          useProguard = false
        }
        getByName("release") {
          minifyEnabled = true
          useProguard = true // this is a default setting
        }
      }
    }
    
  • ロギングのサポートを追加し、リソース圧縮ツールのパフォーマンスを改善しました。 リソース圧縮ツールは、すべての動作を Proguard ログファイルと同じフォルダにある resources.txt ファイルに記録するようになりました。
変更された動作:
修正された問題:
  • テスト設定とメインのビルド構成の両方で AAR 依存関係が重複する問題を修正しました。