Android Plugin for Gradle リビジョン 1.3.0(2015 年 7 月)

依存関係:
  • Gradle 2.2.1 以降。
  • Build Tools 21.1.1 以降。
一般的な注意事項:
  • gradle.properties ファイルまたはコマンドラインから Android タスクのスレッドプール サイズを制御する com.android.build.threadPoolSize プロパティのサポートを追加しました。次の例では、このプロパティを 4 に設定しています。

            
            -Pcom.android.build.threadPoolSize=4
            
          
  • デフォルトのビルド動作を、APK から LICENSE ファイルと LICENSE.txt ファイルを除外するように設定しました。これらのファイルを APK に含めるには、build.gradle ファイルの packagingOptions.excludes プロパティからこれらのファイルを削除します。次に例を示します。
    android {
          packagingOptions.excludes = []
        }
          
    android {
          packagingOptions.excludes.clear()
        }
        
  • 使用可能なすべてのソースセットのセットを検査する sourceSets タスクを追加しました。
  • マルチフレーバーとビルド バリアントのソースフォルダを認識するように、単体テストのサポートを拡張しました。たとえば、マルチフレーバー flavor1flavorA を持つアプリを Debug ビルドタイプでテストする場合、テスト ソースセットは次のようになります。
    • test
    • testFlavor1
    • testFlavorA
    • testFlavor1FlavorA
    • testFlavor1FlavorADebug

    Android テストでは、すでにマルチフレーバーのソースフォルダが認識されています。

  • 単体テストのサポートを次のとおり改善しました。
    • ビルドファイルで useJack プロパティが true に設定されている場合でも、メインソースとテストソースで javac を実行します。
    • 各ビルドタイプの依存関係を正しく認識します。
  • コマンドラインからインストゥルメンテーション テストランナー引数を指定するためのサポートを追加しました。 次に例を示します。
    ./gradlew connectedCheck 
    -Pandroid.testInstrumentationRunnerArguments.size=medium
    -Pandroid.testInstrumentationRunnerArguments.class=TestA,TestB
  • build.gradle ファイルでの任意の追加 Android Asset Packaging Tool(AAPT)パラメータのサポートを追加しました。次に例を示します。

    android {
        aaptOptions {
          additionalParameters "--custom_option", "value"
        }
    }
          
    android {
        aaptOptions {
          additionalParameters += listOf("--custom_option", "value")
        }
    }
          
  • targetProjectPath プロパティと targetVariant プロパティを使用して APK パスとターゲット バリアントを設定する、個別のテスト モジュールとしてのテスト APK モジュールのサポートを追加しました。

    注: テスト APK モジュールはプロダクト フレーバーをサポートせず、1 つのバリアントのみをターゲットにできます。また、Jacoco はまだサポートされていません。

  • リソースをマージする前の、リソース名の検証を追加しました。
  • ライブラリ モジュール用に AAR(Android ARchive)パッケージを作成するときは、マニフェスト マージの設定で自動 @{applicationId} プレースホルダを使用しないでください。 代わりに、@{libApplicationId} など別のプレースホルダを使用し、アーカイブ ライブラリにアプリケーション ID を含める場合は、その値を指定します。