Wear OS でビューベースの UI を作成する

Android Jetpack には Wear OS UI ライブラリが含まれています。Wear OS UI ライブラリには、次のクラスが含まれています。

  • CurvedTextView: ビューに内接できる最大の円の湾曲に沿ってテキストを簡単に記述するためのコンポーネント。
  • DismissibleFrameLayout: ユーザーが [戻る] ボタンを押すか、画面を左から右にスワイプすることで、任意のビューを閉じることができるレイアウト。Wear OS ユーザーは、左から右へのスワイプで戻る操作を行うことを想定しています。
  • WearableRecyclerView: WearableLinearLayoutManager を使用して子レイアウトを更新するための基本的なオフセット ロジックを提供するビュー。
  • AmbientModeSupport: 常に画面表示モードをサポートする AmbientModeSupport.AmbientCallbackProvider インターフェースで使用されるクラス。

完全なリストについては、リリースノートをご覧ください。

Wear OS UI ライブラリへの依存関係を追加する

アプリの作成を開始するには、Wear OS 固有のプロジェクトを作成します。アプリの build.gradle ファイルに次の依存関係を追加します。

dependencies {
    ...
  // Standard Wear OS libraries
  implementation "androidx.wear:wear:1.2.0"
  // includes support for wearable specific inputs
  implementation "androidx.wear:wear-input:1.1.0"
}

Wear OS UI ライブラリ パッケージからクラスをインポートする

Wear OS UI ライブラリのクラスを使用するには、androidx.wear.widget パッケージからクラスをインポートします。

レイアウト ファイルで正しい要素名を使用する

レイアウト ファイルでは、Wear OS UI ライブラリに対応する完全修飾名を使用します。

たとえば、Wear OS UI ライブラリの DismissibleFrameLayout クラスを使用する場合は、レイアウト ファイルで次のように指定できます。

<androidx.wear.widget.DismissibleFrameLayout
    xmlns:android="http://schemas.android.com/apk/res/android"
    xmlns:tools="http://schemas.android.com/tools"
    android:layout_width="match_parent"
    android:layout_height="match_parent"
    android:id="@+id/swipe_dismiss_root" >

    <TextView
        android:id="@+id/test_content"
        android:layout_width="match_parent"
        android:layout_height="match_parent"
        android:gravity="center"
        android:text="Swipe the screen to dismiss me." />
</androidx.wear.widget.DismissibleFrameLayout>