ウォッチフェイスの追加機能は、ユーザーが 1 日のうちに頻繁に確認する情報をひと目でわかるように表示する UI 要素です。たとえば、現在の天気情報や心拍数を表示する追加機能を作成できます。
UX の原則
以下のセクションは、ウォッチフェイスの追加機能を作成する際に留意すべき原則です。
ひと目でわかる |
内容を先に |
プライバシー最優先 |
ウォッチフェイスの追加機能は、ユーザーが頻繁に行うタスクをさっとできるように設計された小さなコンポーネントです。シンプルで読みやすいコンテンツにしましょう。 | ウォッチフェイスの追加機能は、ユーザーが操作しなくても、手首を上げるだけで必要なコンテンツが表示されるという点が特に便利です。 | スマートウォッチは、外出時に常にユーザーが着用しているものです。表示されるコンテンツが、その時のユーザーの状況に適しているかどうかを考慮してください。 |
ユースケース
ユーザーがウォッチフェイスの追加機能をタップすると、アプリの特定の部分にアクセスできます。また、自己完結型のアクションを実行することもできます。たとえば、水分摂取量に関するウォッチフェイスの追加機能をタップすると、グラスの数が変化します。
Wear OS にはアプリのショートカット機能が自動的に追加されるため、独自のショートカットを作成する必要はありません。その分をデザインに注力し、ユーザーのタスクを助ける便利なウォッチフェイスの追加機能を作成できます。
タイプ
ウォッチフェイスの追加機能のタイプとは、ウォッチフェイスの追加機能で表示できるデータの種類、つまりデータソースから提供されるデータの種類を定義するものです。ウォッチフェイスの追加機能には 1 つのタイプが必ずあり、必須項目と省略可能な項目が含まれています。必須項目はデータの主な部分を表します。ほとんどのウォッチフェイスの追加機能タイプは、必須項目から名前が付けられています。ウォッチフェイスに含めるウォッチフェイスの追加機能の数と、サポートするウォッチフェイスの追加機能のタイプは選択できます。ウォッチフェイスの追加機能には 5 つのタイプがあります。
タイプ | 必須項目 | 省略可能項目 | クラス名 | 例 |
---|---|---|---|---|
SHORT_TEXT | 短いテキスト | アイコン 焼き付き防止アイコン 短いタイトル |
ShortTextComplicationData |
|
アイコン | アイコン | 焼き付き防止アイコン | MonochromaticImageComplicationData |
|
RANGED_VALUE | 値 最小値 最大値 |
アイコン 焼き付き防止アイコン 短いテキスト 短いタイトル |
RangedValueComplicationData |
|
LONG_TEXT | 長いテキスト | 長いタイトル アイコン 焼き付き防止アイコン 小さい画像 |
LongTextComplicationData |
|
SMALL_IMAGE | 小さい画像 | SmallImageComplicationData |
||
LARGE_IMAGE | 大きい画像 | PhotoImageComplicationData |
ウォッチフェイスの追加機能のデータソースについて詳しくは、ウォッチフェイスの追加機能のタイプをご覧ください。