フォアグラウンド サービスを使用すると、ユーザーが認識できるオペレーションを非同期で実行できます。ステータスバーに通知を表示することにより、アプリがフォアグラウンドでタスクを実行していること、それに伴いシステム リソースが消費されていることにユーザーが気付けるようにします。
フォアグラウンド サービスを使用しているアプリの例を次に示します。
- この音楽プレーヤー アプリは、フォアグラウンド サービスで音楽を再生します。通知として、いま再生中の曲が表示されます。
- このフィットネス アプリは、ユーザーからの許可を得たうえで、ユーザーのランニングをフォアグラウンド サービスで記録します。通知には、現在のフィットネス セッション中にユーザーが移動した距離が表示されます。
フォアグラウンド サービスを使用する場合は、ユーザーがアプリを直接操作していないときでも、タスクが実行されていることに気付けるようにする必要があります。アクションの重要度が低く、優先度が最も低い通知を使用する場合は、別のバックグラウンド処理オプションを使用することをおすすめします。
このガイドでは、次の項目について説明します。
- フォアグラウンド サービスを申告して権限をリクエストする
- フォアグラウンド サービスを起動する
- フォアグラウンド サービスを停止する
- ユーザーがフォアグラウンド サービスのあるアプリを停止したときを処理する
- バックグラウンドからフォアグラウンド サービスを開始する場合の制限
- フォアグラウンド サービスのタイプ
- フォアグラウンド サービスのタイムアウト時の動作
- フォアグラウンド サービスの変更