リモートモデルを使用する

多くのデベロッパーは、ChatGPT、Claude、GitHub Copilot などのさまざまな大規模言語モデルを使用しています。Android Studio にリモートモデルを統合することで、任意のモデルを使用して、幅広い AI 機能を活用できます。

リモートモデル プロバイダを構成する

Android Studio に新しいリモートモデル プロバイダを追加する手順は次のとおりです。

1. Android Studio の設定で、[Tools] > [AI] を展開し、[Model Providers] を選択します。
2. [追加] ボタンをクリックします。
3. [Third-Party Remote Provider] を選択します。

   

4. プロバイダの詳細を入力します。
   • 説明: リモートモデル プロバイダのわかりやすい名前を入力します。
   • URL: リモートモデル プロバイダの API エンドポイント URL を入力します。
   • API キー: リモートモデル プロバイダから提供された API キーを入力します。

     

5. [更新] をクリックして、構成済みのプロバイダから使用可能なモデルのリストを取得します。
6. 使用するモデルを選択します。

   

   複数のモデルを選択すると、プロンプトを送信するときに使用するモデルを選択できます。
7. [OK] をクリックして設定を保存します。

AI アシスタンスのリモートモデルを選択する

リモートモデル プロバイダを構成したら、AI アシスタンス機能で使用するモデルを選択します。

1. Android Studio で AI チャット ウィンドウを開きます。

2. モデル選択ツールを使用して、利用可能なモデルのリストからリモートモデルを選択します。

   

重要な注意事項

• 利用規約: サードパーティ製モデルを使用する場合は、そのモデルの利用規約が適用されます。
• 機能の互換性: 一部の Android Studio AI 機能は、すべてのサードパーティ製モデルで期待どおりに動作しない可能性があります。

セキュリティ リスク

サードパーティ モデルへの接続には、固有のリスクと責任が伴います。

• 未検証のモデル: 未検証のモデルや不明なソースのモデルを使用する場合は、十分に注意してください。このようなモデルを使用すると、開発環境にセキュリティの脆弱性が導入されたり、ソースコードが公開されたりする可能性があります。
• データ送信: 外部モデルを使用すると、コード、プロンプト、その他の入力データがサードパーティ プロバイダのサーバーに送信されます。プロバイダのデータ処理とプライバシー ポリシーを理解する責任はお客様にあります。

安全な API キー管理

API キーは、サードパーティのモデルとサービスへのアクセスを提供し、費用が発生する認証情報です。API キーをソースコードに直接ハードコードしないでください。ハードコードすると、リポジトリを閲覧する人やアプリケーションをリバース エンジニアリングする人にキーが公開されます。

よくある質問

Q: サードパーティの AI モデル プロバイダと共有されるデータは何ですか？

A: 外部のサードパーティ モデルに接続すると、コードやその他の入力データ（プロンプトなど）をそのプロバイダに送信して処理することに同意したことになります。お客様は、ご自身の使用が利用規約に準拠していることを確認する責任を負います。Google は、第三者のサービスの可用性、パフォーマンス、合法性について責任を負わず、保証することもできません。

Q: Google は、サードパーティ プロバイダと共有されたデータを確認できますか？

A: いいえ。Google は、ユーザーとサードパーティ モデル プロバイダの間でやり取りされるファイル、プロンプト、回答を一切確認できません。すべてのデータ処理は、お客様とモデル プロバイダの間でのみ行われます。

Q: 現在、外部のサードパーティ モデルでサポートされている Android Studio の AI 機能は何ですか？

A: 外部のサードパーティ モデルに接続する場合、チャット機能と AI エージェント機能がサポートされます。ただし、デフォルトのローカル モデルまたは Google 提供のモデルの代わりに外部モデルを使用すると、一部の特殊な Android Studio AI 機能が想定どおりに動作しないか、完全に互換性がない可能性があります。