マインドフルネスの実施

このガイドは、ヘルスコネクト バージョン 1.1.0-rc01 に対応しています。

ヘルスコネクトは、ストレスや不安など、メンタルヘルスのさまざまな側面を測定するためのマインドフルネス データ型を提供します。マインドフルネスは、ヘルスコネクトの全体的なウェルネスの一部であるデータ型です。

機能の提供状況

ユーザーのデバイスがヘルスコネクトのマインドフルネス セッションの記録をサポートしているかどうかを判断するには、クライアントで FEATURE_MINDFULNESS_SESSION の可用性を確認します。

if (healthConnectClient
     .features
     .getFeatureStatus(
       HealthConnectFeatures.FEATURE_MINDFULNESS_SESSION
     ) == HealthConnectFeatures.FEATURE_STATUS_AVAILABLE) {

  // Feature is available
} else {
  // Feature isn't available
}

詳しくは、機能の提供状況を確認するをご覧ください。

必要な権限

マインドフルネスへのアクセスは、次の権限によって保護されています。

  • android.permission.health.READ_MINDFULNESS
  • android.permission.health.WRITE_MINDFULNESS

マインドフルネス機能をアプリに追加するには、まず、MindfulnessSession データ型に対する書き込み権限をリクエストします。

マインドフルネスを書き込むために宣言する必要がある権限は次のとおりです。

<application>
  <uses-permission
android:name="android.permission.health.WRITE_MINDFULNESS" />
...
</application>

マインドフルネスを読み取るには、次の権限をリクエストする必要があります。

<application>
  <uses-permission
android:name="android.permission.health.READ_MINDFULNESS" />
...
</application>

ユーザーに権限をリクエストする

クライアント インスタンスを作成した後、アプリはユーザーに権限をリクエストする必要があります。ユーザーがいつでも権限を付与または拒否できるようにする必要があります。

そのためには、必要なデータ型の権限セットを作成します。まず、セット内の権限が Android マニフェストで宣言されていることを確認します。

// Create a set of permissions for required data types
val PERMISSIONS =
    setOf(
  HealthPermission.getReadPermission(MindfulnessSessionRecord::class),
  HealthPermission.getWritePermission(MindfulnessSessionRecord::class)
)

getGrantedPermissions を使用して、アプリが必要な権限をすでに持っているかどうかを確認します。持っていない場合は、createRequestPermissionResultContract を使用して権限をリクエストします。ヘルスコネクトの権限画面が表示されます。

// Create the permissions launcher
val requestPermissionActivityContract = PermissionController.createRequestPermissionResultContract()

val requestPermissions = registerForActivityResult(requestPermissionActivityContract) { granted ->
  if (granted.containsAll(PERMISSIONS)) {
    // Permissions successfully granted
  } else {
    // Lack of required permissions
  }
}

suspend fun checkPermissionsAndRun(healthConnectClient: HealthConnectClient) {
  val granted = healthConnectClient.permissionController.getGrantedPermissions()
  if (granted.containsAll(PERMISSIONS)) {
    // Permissions already granted; proceed with inserting or reading data
  } else {
    requestPermissions.launch(PERMISSIONS)
  }
}

ユーザーはいつでも権限を付与または取り消すことができるため、アプリは許可されている権限を定期的に確認し、権限がなくなっている場合に対処できるようにする必要があります。

マインドフルネス セッションの記録に含まれる情報

各マインドフルネス セッション レコードは、ユーザーが行うあらゆるタイプのマインドフルネス セッション（瞑想、呼吸、運動など）をキャプチャします。セッションに関する追加のメモを記録に含めることもできます。

サポートされている集計

このデータ型でサポートされている集計はありません。

マインドフルネス セッション データの読み取り

次のコード スニペットは、マインドフルネス セッションを読み取る方法を示しています。

if (healthConnectClient.features.getFeatureStatus(FEATURE_MINDFULNESS_SESSION) == HealthConnectFeatures.FEATURE_STATUS_AVAILABLE) {
        healthConnectClient.insertRecords(listOf(MindfulnessSessionRecord(
            startTime = Instant.now().minus(Duration.ofHours(1)),
            startZoneOffset = ZoneOffset.UTC,
            endTime = Instant.now(),
            endZoneOffset = ZoneOffset.UTC,
            mindfulnessSessionType = MindfulnessSessionRecord.MINDFULNESS_SESSION_TYPE_MEDITATION,
            title = "Lake meditation",
            notes = "Meditation by the lake",
            metadata = Metadata.activelyRecorded(
                clientRecordId = "myid",
                clientRecordVersion = 0.0,
                device = Device(type = Device.TYPE_PHONE)
            ),
        )))
    }