Android Studio の次期バージョンをいち早く入手したい場合は、既存の安定バージョンを置き換えなくても利用できます。Android Studio のプレビュー バージョンは、安定バージョンと同時にインストールできますので、同じアプリ プロジェクトを両方のバージョンで処理できます。
この処理ができるのは、Android Studio が、バージョン固有のフォルダに各インストールの設定を保管できるためです。たとえば、Android Studio 2.3 の安定版と Android Studio 3.0 のプレビュー版が Windows にインストールされている場合、各設定の保存先ディレクトリは次のようになります。
C:\Users\Jamie\.AndroidStudio2.3\ C:\Users\Jamie\.AndroidStudioPreview3.0\
Mac の場合、上記に対応するディレクトリは ~/Library/Preferences/
と ~/Library/Application Support/
です。Linux の場合、ホーム ディレクトリに保存されます。
デフォルトでは、すべての Android Studio インストールが SDK Manager で指定される同じ Android SDK ツールの場所を共有するため、他の SDK ツールのアップデートはすべてのバージョンの Android Studio で利用できます。
Android Studio 安定版をまだお持ちでない場合は、こちらからダウンロードできます。プレビュー版に新しいバグがある場合、安定版をお使いいただけます。
安定版と一緒にインストールする
Android Studio のプレビュー版をダウンロードしたら、以下の手順に沿って Android Studio の他のバージョンと一緒に保存してください。
Windows:
- ZIP ファイルを解凍します。
- 解凍後のフォルダの名前を「Android Studio プレビュー版」のような一意の名前に変更します。
C:\Program Files\Android\
内の既存の Android Studio インストールの隣など、永続的な場所に移動します。C:\Program Files\Android\Android Studio Preview\bin\
内で、studio64.exe
(32 ビットマシンを使用している場合はstudio.exe
)を起動します。- スタート メニューからプレビュー版を起動できるようにするには、
studio64.exe
を右クリックして [スタート メニューにピン留めする] をクリックします。
Mac:
- ZIP ファイルを解凍します。
注: バージョン 2.3 以下をダウンロードすると、アプリケーション名にバージョン番号が含まれません。そのため、ダウンロードした新しいバージョンをアプリケーションのディレクトリに移動する前に、名前を変更しておく必要があります。名前をそのままにしておくと、Android Studio の既存のバージョンがオーバーライドされる可能性があります。
- アプリファイルをアプリケーション フォルダにドラッグします。
- これで起動できます。
Linux:
- ZIP ファイルを解凍します。
- 解凍後のフォルダの名前を「android-studio-preview」のような一意の名前に変更します。
- 安定版を保存している場所に移動します。たとえば、ユーザー プロファイルの場合は
/usr/local/
、共有ユーザーの場合は/opt/
などです。 - ターミナルを開いて
android-studio-preview/bin/
に移動し、studio.sh
を実行します。