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Android 11 での位置情報に関する更新

ユーザーのプライバシーをさらに保護するために、Android 11 では位置情報への 1 回限りのアクセスが追加され、ユーザーがバックグラウンドでの位置情報アクセスを許可する方法が変更されています。この更新は、Android 11 で実行されるすべてのアプリに適用されます。

1 回限りのアクセス

図 1. フォアグラウンド位置情報へのアクセスを許可するシステム ダイアログには、[今回のみ] というオプションがあります。

Android 11 では、アプリがフォアグラウンド位置情報へのアクセスをリクエストするたびに、図 1 に示すように、システム パーミッション ダイアログに [今回のみ] というオプションが表示されます。この新しいオプションにより、アプリからの位置情報へのアクセスをさらに詳細に管理できるようになりました。

詳しくは、Android 11 でのアクセス権限に関する変更をご覧ください。

バックグラウンドでの位置情報へのアクセス

Android 11 では、アプリの機能がバックグラウンド位置情報へのアクセス権を取得する方法が変更されています。このセクションではそれぞれの変更について説明します。

バックグラウンドでの位置情報を別途リクエストする

実行時に位置情報アクセスをリクエストする方法のガイドに記載されているように、位置情報リクエストを段階的に行ってください。アプリが Android 11 をターゲットとする場合、システムはこのおすすめの方法を適用します。フォアグラウンド位置情報とバックグラウンド位置情報を同時にリクエストすると、システムはリクエストを無視します。

権限ダイアログの変更

変更の詳細

変更の名前: BACKGROUND_RATIONALE_CHANGE_ID

変更 ID: 147316723

切り替え方法

アプリと Android 11 との互換性をテストする際に、以下の ADB コマンドを使用して、この変更をオンまたはオフに切り替えることができます。

adb shell am compat enable (147316723|BACKGROUND_RATIONALE_CHANGE_ID) PACKAGE_NAME
adb shell am compat disable (147316723|BACKGROUND_RATIONALE_CHANGE_ID) PACKAGE_NAME

互換性フレームワークと変更の切り替えについて詳しくは、Android 11 とのアプリの互換性をテストするをご覧ください。

図 2. バックグラウンドでの位置情報へのアクセスを許可する [常に許可] というオプションがある設定ページ

アプリ内の機能が、Android 11 を実行するデバイス内のバックグラウンド位置情報をリクエストすると、バックグラウンド位置情報へのアクセスを有効にするボタンがあるシステム ダイアログが表示されなくなります。バックグラウンド位置情報へのアクセスを有効にするには、図 2 に示すように、アプリの設定ページで位置情報へのアクセスを [常に許可] に設定します。

バックグラウンド位置情報のランタイム権限をリクエストする場合に、おすすめの方法に従って、ユーザーをこの設定ページに移動させることができます。権限を付与するプロセスは、アプリがターゲットとする SDK のバージョンによって異なります。

Android 11 をターゲットとするアプリ

shouldShowRequestPermissionRationale()true を返した場合、ユーザーに次の内容の説明 UI が表示されるようにします。

  • アプリの機能がバックグラウンド位置情報へのアクセスを必要とする明確な理由。
  • ユーザーに表示される、バックグラウンド位置情報を許可する設定オプションのラベル(たとえば図 2 の [常に許可])。このラベルを入手するには getBackgroundPermissionOptionLabel() を呼び出します。このメソッドの戻り値は、ユーザーのデバイスの言語設定に合わせてローカライズされています。
  • ユーザーが権限を拒否するためのオプション。ユーザーがバックグラウンド位置情報へのアクセスを拒否した場合に、アプリの使用を続行できるようにします。

Android 10 以前をターゲットとするアプリ

アプリ内の機能からバックグラウンド位置情報へのアクセスがリクエストされると、ユーザーにシステム ダイアログが表示されます。このダイアログから、アプリの位置情報へのアクセスを許可する、設定ページのオプションに移動できます。

アプリがすでに位置情報へのアクセス権限をリクエストするおすすめの方法に準拠している場合は、この動作変更に対応するようにアプリを変更する必要はありません。