Eclipse のセットアップ(非推奨)

Eclipse ADT プラグインはサポートが終了していますAndroid Studio に移行し、ndk-build または CMake を使用してアプリのネイティブ ソースをコンパイル、ビルド、パッケージ化することをおすすめします。ndk-build との互換性により、ネイティブ プロジェクトを Eclipse から Android Studio に簡単に移行できます。Android の公式 IDE でのネイティブ開発について詳しくは、プロジェクトへの C / C++ コードへの追加に関するガイドをご覧ください。

インストール

NDK をインストールして設定する手順は次のとおりです。

  1. Android SDK コマンドライン ツールを入手してインストールします。
  2. NDK をダウンロードします。開発プラットフォームに合った適切なバージョンをダウンロードしてください。解凍したディレクトリは、ローカル ドライブのどこにでも配置できます。
  3. PATH 環境変数を、NDK が格納されているディレクトリの場所に更新します。

Eclipse の設定

アプリをビルドするときに NDK を使用するには、Eclipse が NDK の場所を認識している必要があります。次の手順に沿って、NDK の場所を設定します。

  1. Android SDK の一部としてインストールされている Eclipse を起動します。
  2. [Window] > [Preferences] を開きます。
  3. [Preferences] ウィンドウの左側のペインで、[Android] を選択します。 [Android] セクションが展開され、サブセクションが表示されます。
  4. [NDK] を選択します。[Preferences] ウィンドウの右側のペインで、NDK が含まれるディレクトリを参照します。
  5. [OK] をクリックして [Package Explorer] の表示に戻ります。

検証

Eclipse

NDK をインストールして正しくセットアップし、Eclipse を正しく設定したことを確認する手順は次のとおりです。

  1. 他の Android プロジェクトと同様に、hello-jni サンプルを <ndk>/samples/ から読み込みます。
  2. [Project Explorer] ペインで、プロジェクト名(HelloJni)を右クリックします。コンテキスト メニューが表示されます。
  3. コンテキスト メニューから [Android Tools] > [Add Native Support] を選択します。[Add Android Native Support] ウィンドウが表示されます。
  4. デフォルト ライブラリ名(「hello-jni」)に同意し、[Finish] をクリックします。
  5. アプリをビルドして実行します。

コマンドライン

コマンドラインからビルドする手順は次のとおりです。

  1. プロジェクトのルート ディレクトリに移動します。
  2. ndk-build を実行して、アプリのネイティブ コンポーネントをビルドします。そのためには、コマンド プロンプトで「ndk-build」と入力します。
  3. Java で書かれた通常の Android アプリと同様に、プロジェクトをビルドしてインストールします。詳細については、ビルドを設定するガイドとコマンドラインから Gradle を実行するガイドをご覧ください。

NDK を正常にインストールして設定すると、ターゲット デバイスの画面は図 1 のように表示されます。

出力: Hello from JNI!

図 1. 正常に起動されたターゲット デバイスの画面