Android アプリへの Google ログインの統合を開始する

Google ログインをアプリに組み込むには、Google API Console プロジェクトを構成し、Android Studio プロジェクトをセットアップする必要があります。このページの手順では、まさにその操作を行います。次のステップでは、Google ログインをアプリに統合する方法について説明します。

前提条件

Android 向け Google ログインには次の要件があります。

  • Android 6.0 以降を搭載し、Google Play ストアを含む互換性のある Android デバイス、または Android 4.2.2 以降ベースの Google API プラットフォームを実行し、Google Play 開発者サービス バージョン 15.0.0 以降を搭載する AVD を備えたエミュレータ。
  • SDK Tools コンポーネントを含む、最新バージョンの Android SDK。SDK は、Android Studio の Android SDK Manager から入手できます。
  • Android 6.0(Marshmallow)以降を対象にコンパイルするように構成されたプロジェクト。

このガイドは、推奨される開発環境である Android Studio のユーザーを対象としています。

Google Play 開発者サービスを追加する

プロジェクトの最上位の build.gradle ファイルに Google の Maven リポジトリが含まれていることを確認します。

allprojects {
    repositories {
        google()

        // If you're using a version of Gradle lower than 4.1, you must instead use:
        // maven {
        //     url 'https://maven.google.com'
        // }
    }
}

次に、アプリレベルの build.gradle ファイルで、Google Play 開発者サービスを依存関係として宣言します。

apply plugin: 'com.android.application'
    ...

    dependencies {
        implementation 'com.google.android.gms:play-services-auth:21.3.0'
    }

Google API Console プロジェクトを構成する

  1. API コンソールでプロジェクトを開くか、まだプロジェクトがない場合は作成します。
  2. [OAuth 同意画面] ページで、すべての情報が正確に入力されていることを確認します。
  3. [認証情報] ページで、アプリの Android タイプのクライアント ID を作成します(まだ作成していない場合)。アプリのパッケージ名と SHA-1 証明書フィンガープリントを指定する必要があります。詳細については、クライアントの認証をご覧ください。

バックエンド サーバーの OAuth 2.0 クライアント ID を取得する

アプリがバックエンド サーバーで認証を行う場合や、バックエンド サーバーから Google API にアクセスする場合は、バックエンド サーバーを表す OAuth 2.0 クライアント ID を取得する必要があります。

サーバーのクライアント ID を作成するには:

  1. API コンソールでプロジェクトを開きます。

  2. [認証情報] ページで、[ウェブ アプリケーション] タイプのクライアント ID を作成します。クライアント ID 文字列をメモしておきます。この文字列は、GoogleSignInOptions オブジェクトを作成するときに requestIdToken メソッドまたは requestServerAuthCode メソッドに渡す必要があります。

次のステップ

Google API Console プロジェクトを構成し、Android Studio プロジェクトをセットアップしたら、アプリに Google ログインを統合できます。