Android の各新バージョンには、Android Enterprise 向けに設計されたさまざまな新機能や改善点が組み込まれています。デバイス ポリシー コントローラを開発する場合でも、managed Google Play 用のアプリを開発する場合でも、このセクションを参照すれば、Android の各新バージョンで導入された新しい API、機能、動作変更について確認することができます。
Android 10
Android 10 で導入された Android Enterprise 向けの主な新機能や変更点は以下のとおりです。
- 個人用プロファイルで稼働しているアプリ内で、仕事用プロファイルのカレンダーの予定を表示できるようになりました。
- QR コードまたはゼロタッチを使用して登録されたデバイス上で、仕事用プロファイルをプロビジョニングできるようになりました。
- 完全管理対象デバイスに対して、システム アップデート ファイル経由でシステム アップデートをインストールできるようになりました。
Android 9
Android 9 で導入された Android Enterprise 向けの主な新機能は次のとおりです。
- Android のデフォルト ランチャーのユーザー インターフェース コントロールが新しくなり、デバイス ユーザーは個人用のアプリと仕事用のアプリを分離できるようになりました。
- すべての Android アプリをサポートするロックタスク モード用の API が導入され、ユーザー インターフェースの操作性が改善されました。
- 専用デバイス上で複数のユーザーがサポートされるようになりました。
- 新しい API が導入され、ユーザーは、同一アプリの仕事用インスタンスと個人用インスタンスを切り替えることができるようになります。
Android 9 で導入されたすべての新しいエンタープライズ機能については、Android 9 で導入されたエンタープライズ アプリ向けの新機能をご覧ください。
Android 8.0
Android 8.0 で導入された Android Enterprise 向けの主な新機能は次のとおりです。
- 新しいデプロイ シナリオが導入され、完全管理対象デバイス上で仕事用プロファイルを利用できるようになりました。
- 関係ユーザーが利用できる新しいロギング機能とレポート機能が導入されました。
- API 委任機能を通じて、アプリ管理を他のアプリにオフロードできるようになりました。
Android 8.0 で導入されたすべての新しいエンタープライズ機能については、Android 8.0 の新機能をご覧ください。
Android 7.0
Android 7.0 で導入された Android Enterprise 向けの主な新機能や変更点は次のとおりです。
- QR コードを使用して、会社所有デバイスをプロビジョニングできるようになりました。
- 仕事用プロファイルで稼働するアプリに対して、セキュリティ保護用手続きを設定できるようになりました。
- 仕事用アプリに対して、常に特定の VPN を通じて接続するよう求めるようになりました。
Android 7.0 で導入されたすべての新しいエンタープライズ機能については、Android 7.0 の新機能をご覧ください。