Macrobenchmark の計測引数

コレクションでコンテンツを整理 必要に応じて、コンテンツの保存と分類を行います。

以下の計測引数を指定して、ライブラリの動作を構成します。これらの引数は、Gradle 構成に追加することも、コマンドラインから計測を実行する際に直接適用することもできます。Gradle を使用する場合は、引数を testInstrumentationRunnerArguments に追加します。

android {
    defaultConfig {
        // ...
        testInstrumentationRunnerArguments["androidx.benchmark.enabledRules"] = "BaselineProfile"
    }
}

コマンドラインから直接呼び出す場合は、-P android.testInstrumentationRunnerArguments.[name of the argument] を使用します。

./gradlew :benchmark:connectedAndroidTest -P android.testInstrumentationRunnerArguments.androidx.benchmark.enabledRules=BaselineProfile

androidx.benchmark.compilation.enabled

ベンチマークの各反復処理間のコンパイルを無効にできます。デフォルトでは、ターゲット アプリは、measureRepeated に渡される CompilationMode に準拠するように、各ベンチマーク間で再インストールされ、再コンパイルされます。このパラメータを無効にすると、再インストールとコンパイルの両方をスキップできます(テストスイートを実行する前にターゲット アプリを完全にコンパイルし、その完全にコンパイルされたターゲットに対してすべてのベンチマークを実行する場合など)。

  • 引数タイプ: ブール値
  • デフォルト設定: true

androidx.benchmark.dryRunMode.enable

ベンチマークを 1 ループで実行し、正常に動作することを確認できます。検証の一環として、定期的なテストで使用できます。

  • 引数タイプ: ブール値
  • デフォルト設定: false

androidx.benchmark.enabledRules

1 種類のテスト(ベースライン プロファイル生成または Macrobenchmark テスト)のみにフィルタリングを実行できます。カンマ区切りのリストもサポートされます。

  • 引数のタイプ: 文字列
  • 利用可能なオプション:
    • Macrobenchmark
    • BaselineProfile
  • デフォルト設定: 指定なし

androidx.benchmark.fullTracing.enable(試験運用版)

Jetpack Compose のコンポジションのトレースなどの androidx.tracing.perfetto トレースポイントを有効にします。トレースポイントを有効にするとターゲット プロセスが起動するため、これは StartupMode.COLD が使用されない場合にのみ影響します。

  • 引数タイプ: ブール値
  • デフォルト設定: false

androidx.benchmark.suppressErrors

エラーのカンマ区切りのリストを受け入れて、警告に変換できます。

  • 引数のタイプ: 文字列のリスト
  • 利用可能なオプション:
    • DEBUGGABLE
    • LOW-BATTERY
    • EMULATOR
    • NOT-PROFILEABLE
  • デフォルト設定: 空のリスト

additionalTestOutputDir

JSON ベンチマーク レポートとプロファイリング結果を保存するデバイス上の場所を指定します。

  • 引数タイプ: ファイルパスの文字列
  • デフォルト設定: テスト APK の外部ディレクトリ