トーストの概要

トーストは、操作に関する簡単なフィードバックを小さなポップアップに表示します。トーストでは、メッセージの表示に必要なスペースのみを使用します。現在のアクティビティは表示されたままになり、引き続き操作できます。トーストはタイムアウト後に自動的に消えます。

たとえば、メールで [Send] をクリックすると、次のスクリーン キャプチャのように [Sending message...] というトーストが表示されます。

トースト ポップアップでアプリアイコンの横に [Sending message] が表示されている Android デバイスの画像

アプリが Android 12(API レベル 31)以上をターゲットにしている場合、トーストは 2 行のテキストに制限され、テキストの横にアプリアイコンが表示されます。このテキストの行の長さは画面サイズによって異なるため、テキストはできるだけ短くすることをおすすめします。

トーストの使用に代わる方法

アプリがフォアグラウンドにあるときは、トーストの代わりにスナックバーを使用することを検討してください。スナックバーにはユーザーが操作できるオプションがあり、アプリの利便性を高めることができます。

アプリがバックグラウンドにあるときにユーザーが操作できるようにするには、代わりに通知を使用します。

Toast オブジェクトをインスタンス化する

次のパラメータを受け取る makeText() メソッドを使用します。

  1. アクティビティ Context
  2. ユーザーに表示するテキスト。
  3. トーストを画面に表示する期間。

makeText() メソッドは、適切に初期化された Toast オブジェクトを返します。

トーストを表示する

トーストを表示するには、次の例に示すように show() メソッドを呼び出します。

Kotlin

val text = "Hello toast!"
val duration = Toast.LENGTH_SHORT

val toast = Toast.makeText(this, text, duration) // in Activity
toast.show()

Java

CharSequence text = "Hello toast!";
int duration = Toast.LENGTH_SHORT;

Toast toast = Toast.makeText(this /* MyActivity */, text, duration);
toast.show();

トーストのメソッド呼び出しを連結する

以下のコード スニペットに示すように、メソッドを連結することで、Toast オブジェクトを保持せずに済みます。

Kotlin

Toast.makeText(context, text, duration).show()

Java

Toast.makeText(context, text, duration).show();