利用可能なインテントのリファレンス

このドキュメントでは、Google が標準の Android の実装で提供しているデフォルトのアプリと設定について説明します。

Google Android アプリで処理できるインテント

Android に含まれるアクティビティでは、以下のインテント URI とインテント アクションのペアを処理できます。

スキーム アクション
android.intent.action.value
説明
http://web_address
https://web_address
表示 ブラウザ ウィンドウを開いて、指定した URL を表示します。
""(空の文字列)
http://web_address
https://web_address
WEB_SEARCH デバイス上の指定場所のファイルをブラウザで開きます。
tel: phone_number CALL

入力した電話番号に通話を発信します。IETF RFC 3966 で定義されている有効な電話番号を使用できます。有効な例:

  • tel:2125551212
  • tel: (212) 555 1212

デフォルトの電話アプリでは、電話番号など、数種のスキームが柔軟に正規化されます。そのため、Uri(URI string) ファクトリーでスキーマを厳密に記述する必要はありません。ただし、スキーマを試されたことがない場合や、正しく処理されるかどうかが不明な場合は、代わりに Uri.fromParts(scheme, ssp, fragment) ファクトリーを使用してください。

注: アプリがマニフェストで、<uses-permission id="android.permission.CALL_PHONE" /> 権限をリクエストする必要があります。

tel:phone_number
voicemail:

DIAL

指定した番号(またはスマートフォンに保存されたボイスメール)をダイヤルします(ただし、通話は開始しません)。CALL の説明にある電話番号の正規化は、DIAL にも適用されます。

geo:latitude,longitude
geo:latitude,longitude?z=zoom
geo:0,0?q=my+street+address
geo:0,0?q=business+near+city
表示 マップアプリを開いて、指定した場所、またはクエリに一致する場所を表示します。geo の URI スキーム(完全にサポートされていません)は、現在開発中です

z フィールドにはズームレベルを指定します。ズームレベル 1 では、地球全体が、指定した緯度と経度を中心にして表示されます。ズームレベル 2 では、地球の 4 分の 1 が表示されます。このようにレベルに応じて拡大されます。最大ズームレベルは 23 です。ズームレベルを 23 より大きくしても、表示は拡大されません。

google.streetview:cbll=lat,lng&cbp=1,yaw,,pitch,zoom&mz=mapZoom 表示 ストリートビュー アプリを開いて指定した場所を表示します。URI スキームは、Google マップ URL のストリートビュー パノラマ情報に使用される構文に基づいています。

cbll フィールドは必須です。cbp フィールドと mz フィールドは省略可能です。

パラメータ説明
lat緯度
lng経度
yawパノラマの視点を中心にして、真北から時計回りの角度。
注: yaw パラメータの後の 2 つのカンマは省略できません。これは、下位互換性のためです。
pitchパノラマの視点を中心として、-90 度(真上)から 90 度(真下)までの間の角度。
zoomパノラマのズーム値。1.0 = 標準、2.0 = 2 倍ズーム、3.0 = 4 倍ズーム、以下同様。
ズーム値 1.0 では、横表示でアスペクト比 4 x 3(公称値)のディスプレイで、水平 FOV が 90 度になります。 縦表示の Android スマートフォンでは、垂直 FOV が横表示の場合の垂直 FOV とほぼ同じになるようにズームが調整されます。つまり、縦表示の Android スマートフォンの水平 FOV は、横表示の場合よりもはるかに狭くなります。これは、縦表示で水平 FOV を 90 度にすると魚眼レンズ効果が生じてしまうため、それを抑えることが目的です。
mapZoomパノラマの場所をマップ上に表示する際のズーム値。この値は、ストリートビューの「地図を選択」メニューが選択されたときに、マップのアクティビティに渡されます。geo: インテントの z パラメータに相当します。