Android Studio でのデータ バインディング コードのサポートなど、データ バインディング ライブラリを使用するために開発環境を準備する方法をご確認ください。
データ バインディング ライブラリは柔軟性と幅広い互換性を備えています。データ バインディング ライブラリはサポート ライブラリであるため、Android 4.0(API レベル 14)以降を搭載しているデバイスで使用できます。
プロジェクトでは最新の Android Plugin for Gradle を使用することをおすすめします。 ただし、データ バインディングはバージョン 1.5.0 以降でサポートされています。詳しくは、Android Plugin for Gradle の更新をご覧ください。
ビルド環境
データ バインディングを使用するには、Android SDK Manager の Support Repository からライブラリをダウンロードします。詳しくは、IDE および SDK Tools の更新をご覧ください。
データ バインディングを使用するようにアプリを構成するには、次の例に示すように、アプリ モジュールの build.gradle
ファイルに dataBinding
要素を追加します。
android {
...
dataBinding {
enabled = true
}
}
Android Studio のデータ バインディングに対するサポート
Android Studio は、データ バインディング コード用の編集機能の多くをサポートしています。たとえば、データ バインディング式の以下の機能をサポートしています。
- 構文のハイライト表示
- 式言語の構文エラーの報告
- XML コード補完
- 参照(宣言への移動などのナビゲーションを含む)およびクイック ドキュメント
Layout Editor の [Preview] ペインに、データ バインディング式のデフォルト値が表示されます(指定されている場合)。たとえば、次の例で宣言されている TextView
ウィジェットでは、[Preview] ペインに my_default
の値が表示されます。
<TextView android:layout_width="wrap_content"
android:layout_height="wrap_content"
android:text="@{user.firstName, default=my_default}"/>
プロジェクトの設計段階でのみデフォルト値を表示する必要がある場合は、ツール属性の参照で説明されているように、デフォルト式の値の代わりに tools
属性を使用できます。
参考情報
データ バインディングの詳細については、以下の参考情報をご確認ください。