Android 11 デベロッパー プレビュー 2 が公開されました。ぜひお試しのうえ、フィードバックをお寄せください

開発環境

アプリのサイドローディング

アプリを Chromebook にサイドローディングしてテストするには、Chrome OS デバイスをデベロッパー モードに切り替え、提供元不明のアプリを有効にする必要があります。デバイスをデベロッパー モードに切り替える手順の詳細については、Chrome OS デバイスのデベロッパー モードへの切り替えに関するドキュメントをご覧ください。デバイスをデベロッパー モードにしたら、Chrome の設定に移動して、アプリのセキュリティ設定で [提供元不明のアプリを有効化] をオンにします。

デベロッパー モードを有効にしたら、何通りかの方法で Android アプリを Chrome OS デバイスに読み込ませることができます。詳細については、Chromebook でのアプリの読み込みに関するページのアプリの読み込みセクションをご覧ください。

さまざまな Chromebook デバイスやフォーム ファクタで Android アプリを正しく動作させるためには、アプリを以下のデバイス上でテストすることをおすすめします。

  • ARM ベースの Chromebook
  • x86 ベースの Chromebook
  • タッチスクリーン付きのデバイスとそうでないデバイス
  • コンバーチブル デバイス(ノートパソコンにもタブレットにもなるデバイス)
  • タッチペン付きのデバイス

サポート対象デバイスの一覧については、Chrome OS デバイスによるアプリのサポートのページをご覧ください。

ADB を使用したデバッグ

開発用マシンから Android Debug Bridge(ADB)を使用して、アプリのサイドローディングや Chrome OS デバイス上で実行しながらのデバッグを行えます。デバイスを ADB に接続するには、USB またはネットワーク アドレスを使用します。

ADB を使用するには、Chrome OS をデベロッパー モードで起動して、Android アプリを Chromebook にサイドローディングできるようにする必要があります。

デベロッパー モードを開始したら、以下の設定を行います。

  1. Ctrl+D キーを押してデバイスを起動します。
  2. セットアップ プロセスを完了します。
  3. テスト アカウントにログインします。
  4. Google Play ストアの利用規約に同意します。

ADB デバッグの有効化

まず、デバイスが USB デバッグをサポートしているかどうかを確認します。

デバッグを有効にするには、以下の手順を行います。

  1. 画面の右下にある時計をクリックします。
  2. 歯車アイコンをクリックします。
  3. [Google Play ストア] セクション、[Android 設定を管理] の順にクリックします。これにより、Android の設定が表示されます。シェルフの設定アイコンを右クリックして固定しておくと、後でまたアクセスするときに便利です。
  4. 下にスクロールして [デバイス情報] をクリックします。
  5. [ビルド番号] を 7 回クリックしてデベロッパー モードに移動します。
  6. 設定のメイン画面に戻るには、ウィンドウの左上の矢印をクリックします。
  7. 新しい [開発者向けオプション] 項目をクリックし、[ADB デバッグ] を有効にした後 [OK] をクリックして、ADB デバッグを可能にします。

その他、以下の Chrome OS 用の Android 開発者向けオプションを選択できます。

  • 枠をドラッグしてウィンドウ サイズを変更できるようにする - アプリのウィンドウ サイズを変更できるようにします。これを使用して、アプリでウィンドウ サイズの変更が適切に処理されるかどうかを確認し、サイズ変更をスムーズに行えるようにします。
  • デバッグ情報 - Android アプリのデバッグ情報をウィンドウのタイトルバーに表示します。

ADB への USB 経由での接続

  1. デバイスが USB デバッグをサポートしているかどうかを確認します。
  2. Ctrl+Alt+T キーを押して Chrome OS のターミナルを起動します。
  3. shell と入力して bash コマンドシェルを起動します。

    crosh> shell
        chronos@localhost / $
        
  4. 次のコマンドを入力してデバイスをセットアップします。

    $ sudo crossystem dev_enable_udc=1
        $ sudo reboot
        
  5. 再起動後、ターミナルを再度開き、次のコマンドを実行して Chromebook の USB ポートで ADB を有効にします。

    $ sudo ectool usbpd <port number> dr_swap
        

    USB ケーブルを取り外して再接続するたびに、このコマンドを実行します。Chromebook が UFP モードであることを確認するには、ectool usbpd <port number> を実行します。

  6. USB ケーブルをデバイスのサポートされているポートに接続します。

  7. ホストマシンで Android SDK プラットフォーム ツールの adb devices を実行し、Chromebook が ADB 対応デバイスとしてリストされていることを確認します。

  8. Chromebook で、デバッガを許可するかどうかを確認するメッセージが表示されたら、[許可] をクリックします。これで ADB セッションが確立されます。

ADB へのネットワーク経由での接続

ネットワーク経由でデバッグを行うには、次のようにして、Chrome OS ファイアウォールを ADB 接続の受信を許可するように設定する必要があります。

  1. Ctrl+Alt+T キーを押して Chrome OS のターミナルを起動します。
  2. shell と入力して bash コマンドシェルを起動します。

    crosh> shell
        chronos@localhost / $
        
  3. 次のコマンドを入力してデベロッパー機能をセットアップし、ファイアウォールの設定変更のためのディスク書き込みアクセスを有効にします。chronos ユーザーの sudo パスワードを入力する必要がある場合は、VT-2 プロンプトCtrl+Alt+→ キー)で chromeos-setdevpassword を実行することにより設定(または再設定)します。これを行うには、root パスワードが必要です。

    $ sudo crossystem dev_boot_signed_only=0
        $ sudo /usr/libexec/debugd/helpers/dev_features_rootfs_verification
        $ sudo reboot
        
  4. sudo reboot コマンドにより、Chromebook を再起動します。Tab キーを押すと、ファイル名のオートコンプリートを有効にできます。この手順は Chromebook で 1 回のみ行う必要があります。

デバイスが再起動したら、テストアカウントにログインします。その後、次のコマンドを入力してセキュアシェルを有効にし、ファイアウォールを適切に設定します。

$ sudo /usr/libexec/debugd/helpers/dev_features_ssh
    

コマンドが完了したら、シェルを終了できます。

次のようにして、Chromebook の IP アドレスを取得します。

  1. 画面の右下にある時計をクリックします。
  2. 歯車アイコンをクリックします。
  3. 接続しているネットワークの種類(Wi-Fi またはモバイルデータ)、ネットワークの名前、の順にクリックします。
  4. IP アドレスをメモします。

次のようにして、Chromebook に接続します。

  1. 開発用マシンに戻り、ADB で Chromebook の IP アドレスに接続します。

    adb connect <ip_address>:22
        
  2. Chromebook で、デバッガを許可するかどうかを確認するメッセージが表示されたら、[許可] をクリックします。これで ADB セッションが確立されます。

ネットワーク経由の ADB デバッグのトラブルシューティング

すべてが正しく接続されているにもかかわらず、ADB デバイスがオフラインと表示されることがあります。この場合は、以下の手順でトラブルシューティングを行います。

  1. [開発者向けオプション] で [ADB デバッグ] を無効にします。
  2. ターミナル ウィンドウで、adb kill-server を実行します。
  3. [ADB デバッグ] オプションを再度有効にします。
  4. ターミナル ウィンドウで、adb connect を実行します。
  5. デバッグを許可するかどうかを確認するメッセージが表示されたら、[許可] をクリックします。これで ADB セッションが確立されます。