Google フォトは思い出の拠点です。Google フォトの開発チームは、ユーザーがあらゆるデバイスで思い出を楽しめるべきだと考えています。Android タブレット、折りたたみ式デバイス、ChromeOS デバイスでアプリの機能が適切に動作するように、すべての画面でレスポンシブ レイアウトの開発に投資しました。
Eyecon の取り組み
Google フォトの開発チームは、大画面向けにレイアウトを変更する方法を検討しました。同社はユーザビリティに関するベスト プラクティスに基づき、大画面向けにレイアウトをどのように変更するかを検討しました。まず、タブレットでは 600 dp を超えて、ノートパソコンでは 1, 008 dp より大きくなったら密度を下げることで、グリッド レイアウトを改善しました。これにより、大きなフォーム ファクタで写真の閲覧やスクロールが簡単になりました。
その後、情報パネルの下部ドロワーをサイドバーに置き換えました。タブレットやデスクトップ画面は横向きで使用されることが多いため、このアプローチの変更により、広い画面への表示部分が小さくなり、タブレット ユーザーがデバイスの持ち方をより快適に利用できるようになります。また、ボトムシートのダイアログを改善し、大画面でユーザー メッセージを簡単に表示するためのスナックバーを追加しました。
ナビゲーション コンポーネントをボトムバーから垂直レールに変更し、ユーザーが簡単に移動してタスクを完了できるようにしました。Google フォトでは独自のコードベース内でこれを構築していますが、デベロッパーは新しいナビゲーション レール マテリアル コンポーネントを使用してこれを構築できます。これにより、エルゴノミクスの改善、伸縮の軽減、縦スクロール アプリの画面領域の拡大を実現できます。
また開発チームは、グリッドのサイズ変更を動的に行うことで、形状や画面サイズ間の移行を効率化し、キーボードやタッチペンなどのアクセサリに対するサポートを改善しました。生産性のために ChromeOS デバイスを使用する消費者の増加に伴い、キーボード、マウス、タップなどのさまざまな入力方法をアプリでサポートすることがますます重要になっています。
結果
A/B テストを通じてこれらの変更をロールアウトしたところ、大画面での主要プロダクトの DAU が全体的に増加し、Archive の使用は 53% も増加しました。Google フォトチームは、あらゆるデバイスで快適にご利用いただけるよう、今後もあらゆる画面サイズでのユーザー エクスペリエンスの向上に投資していきます。
使ってみる
詳しくは、大画面向けにアプリを最適化する方法をご覧ください。