Android デベロッパー向け基礎知識

Android デベロッパー向け基礎知識コースでは、Android プログラミングの基本概念を学習し、Java プログラミング言語を使ってさまざまなアプリを作成します。まず Hello World を作成し、続いて仕事のスケジュール設定や設定の更新を行うアプリ、Android Architecture コンポーネントを使用するアプリを作成します。

コースについて

Android デベロッパー向け基礎知識コースは Google Developers トレーニングチームによって作成されたものです。コースを受講するには、Java プログラミング言語に精通している必要があります。

コースには次の内容が含まれます。

Codelab とおすすめの宿題: Android デベロッパー向け基礎知識の Codelab
概念の参照チャプター: Android デベロッパー向け基礎知識 - 概念
スライド
スターターアプリのソースコード（GitHub）と、Codelab で作成したアプリの解答コード

各レッスンにはスライド、概念のチャプター、1 つ以上の Codelab（ほとんどの場合）が含まれています。Codelab を進めながらアプリを作成し、学習内容の練習と改善に役立てます。一部のレッスンは概念のみで構成され、Codelab は含まれていません。

こうした教材はインターネット上で無料で提供され、講師が無料で利用できるか、Java プログラミング言語の知識がある人であれば自分で学習できるようになっています。

Android デベロッパー向け基礎知識は、Associate Android Developer 認定資格試験の準備に役立ちます。

コース内容

本コースは 4 つの教育ユニットで構成され、各レッスンには複数のレッスンが含まれています。

ユニット 1: スタートガイド

このユニットでは、Android Studio のインストール、プロジェクト構造の理解、初めてのアプリの作成、アクティビティの作成、アプリのテスト、Android サポートライブラリの使用について説明します。

まず、簡単な Hello World アプリをデプロイします。そして、簡単なアクティビティを使ってアプリを作成してから、アクティビティ間でデータを渡すマルチスクリーンアプリを作成します。また、Android サポートライブラリを使って、以前のバージョンの Android システムとの後方互換性をアプリに持たせる方法も学習します。

ユニット 2: ユーザーエクスペリエンス

このユニットでは、ユーザー入力の取得、ナビゲーション戦略の実装、テーマとスタイルの使用、ユーザーインターフェースのテスト、マテリアルデザインの原則を実践する方法について説明します。

メニューとタブを使用してナビゲーションを行うアプリ、スピナーや選択ツールダイアログなどの入力操作を使ってユーザーから情報を取得するアプリを作成します。ユーザーインターフェース要素のインスタンスから、リソースを抽出してスタイルを作成する方法を学習します。リサイクラービューに単語リストを表示するアプリを記述します（通常のスクロールリストではなくリサイクラービューを使用するほうがよい理由を学習します）。

また、マテリアルデザインガイドラインを調べるためのスコアリングアプリを作成します。

ユニット 3: バックグラウンドでの処理

このユニットでは、バックグラウンド処理の方法、タスクのスケジュール設定方法、イベントのトリガー方法について説明します。また、バックグラウンドで処理を実行することによるパフォーマンスへの影響や、消費電力を削減するためのベストプラクティスについても紹介します。また、リソースが不足したときに実行を継続するアプリと実行を停止するアプリを Android が判断する仕組みを学習します。

バックグラウンドスレッドでインターネットに接続して、書籍の著者を検索するアプリを作成します。また、通知の送信やタスクのスケジュール設定を行うアプリを作成し、以前のバージョンの Android で動作するアプリ用のスケジュール機能を実装する方法を学習します。

ユニット 4: ユーザーデータの保存

このユニットでは、ユーザーデータを保存する方法について説明します。共有設定を使って単純な Key-Value ペアを保存する方法を学習します。次に、Room データベースを使って、ユーザーデータの保存、取得、更新を行う方法を学習します。このユニットでは、Android アーキテクチャコンポーネントについても説明します。Android アーキテクチャコンポーネントは、アプリの構造化に関するベストプラクティスを紹介しています。