Wear OS アプリをデバッグする

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Wear OS アプリをデバッグするには、Wi-Fi または Bluetooth を使用して、開発マシンをスマートウォッチに接続します。または、スマートウォッチに USB ポートが搭載されている場合は、USB で接続してください。

スマートウォッチで開発者向けオプションを有効にする

スマートウォッチでデバッグを行うには、開発者向けオプションを有効にする必要があります。この操作は 1 回だけ行う必要があります。開発者向けオプションは、無効にするまで有効な状態で保持されます。開発者向けオプションを有効にする手順は次のとおりです。

  1. スマートウォッチの [設定] を開きます。
  2. [システム] > [デバイス情報] をタップします。
  3. [ビルド番号] までスクロールし、ビルド番号を 7 回タップします。
  4. デベロッパーであることを確認するダイアログが表示されます。

Wi-Fi 経由でデバッグする

デバッグを開始する前に、スマートウォッチで開発者向けオプションを有効にします。

スマートウォッチを Wi-Fi ネットワークに接続する

  1. スマートウォッチの [設定] を開きます。
  2. [接続] > [Wi-Fi] をタップします。
  3. ネットワークを選択し、必要に応じてパスワードを入力します。

    注: スマートウォッチと開発マシンが同じネットワークに接続されている必要があります。すべてのアクセス ポイントを使用できるわけではありません。場合によっては、ファイアウォールが adb をサポートするように適切に構成されているアクセス ポイントを使用する必要があります。

Wi-Fi 経由のデバッグを有効にする

  1. スマートウォッチの [設定] を開きます。
  2. [開発者向けオプション] > [Wi-Fi 経由でデバッグ] をタップします。
  3. しばらくすると、画面にスマートウォッチの IP アドレスが表示されます(例: 192.168.1.100)。次のステップでこの IP アドレスが必要になるため、メモしておきます。

デバッガをスマートウォッチに接続する

  1. スマートウォッチと開発マシンを同じネットワークに接続します。
  2. スマートウォッチの IP アドレスを使用してデバッガをスマートウォッチに接続します。たとえば、IP アドレスが 192.168.1.100 の場合、adb 接続コマンドとそのレスポンスは次のようになります(ポート番号 5555 がアドレスに追加されています)。

    adb connect 192.168.1.100:5555
    connected to 192.168.1.100:5555
    

これでスマートウォッチがデバッガに接続されたため、デバッグを開始できます。-s フラグを使用して adb コマンドをスマートウォッチに送信し、スマートウォッチの IP アドレス(ポート番号を含む)を指定します。

adb -s 192.168.1.100:5555 <command>

エミュレータを使用しておらず、デバッグ用に接続されているデバイスが 1 台のみの場合は、アドレスの指定は不要です。

adb <command>

Bluetooth 経由でデバッグする

注: Bluetooth デバッグは、Wear OS 2 を搭載し、Android とペア設定されたスマートウォッチでのみ機能します。

始める前に、スマートウォッチとスマートフォンをペア設定し、スマートウォッチで開発者向けオプションを有効にします。スマートフォンで開発者向けオプションが有効になっていることを確認します。そのためには、スマートフォンの [設定] メニューを開いて [デバイス情報] を選択し、ビルド番号を 7 回タップします。

スマートフォンで USB デバッグを有効にする

  1. スマートフォンの [設定] メニューを開きます。
  2. [開発者向けオプション] を選択し、[USB デバッグ] を有効にします。

スマートウォッチで ADB デバッグと Bluetooth 経由のデバッグを有効にする

  1. スマートウォッチの [設定] メニューを開きます。
  2. [開発者向けオプション] までスクロールします。
  3. [ADB デバッグ] が有効になっていることを確認します。
  4. [Bluetooth 経由でデバッグ] を有効にします。

スマートフォンで Bluetooth 経由のデバッグを有効にする

  1. スマートフォンで Wear OS コンパニオン アプリを開きます。
  2. [詳細設定] まで下にスクロールし、タップして [詳細設定] のオプションを表示します。
  3. [Bluetooth 経由のデバッグ] を有効にします。オプションの下に次のようなステータス メッセージが表示されます。
    Host: disconnected
    Target: connected
    

この時点では、開発マシン(ホスト)はスマートウォッチ(ターゲット)と通信していません。通信を開始するには、リンクを完了する必要があります。

: デバッグは一度に 1 台のみ行うことができます。複数のスマートウォッチがペア設定されている場合、Bluetooth 経由のデバッグはメイン画面で選択したデバイスでのみ有効になります。

デバッガをスマートウォッチに接続する

この最後のステップでは、デバッガ、スマートフォン、スマートウォッチをすべて使用します。

  1. USB ケーブルでスマートフォンを開発マシンに接続します。
  2. デバッガで次の 2 つのコマンドを実行します。
    adb forward tcp:4444 localabstract:/adb-hub
    adb connect 127.0.0.1:4444
    

    : IP アドレス 127.0.0.1 を使用する必要があります。開発マシンで使用可能な任意のポートを使用します。両方のコマンドで同じポートを使用します(この例のポートは 4444 です)。

  3. connect コマンドを入力したら、スマートウォッチを確認します。ADB デバッグを許可していることを確認するよう求められます。
  4. スマートフォンで、Wear OS コンパニオン アプリのステータス表示が次のようになっていることを確認します。
    Host: connected
    Target: connected
    
  5. これでスマートウォッチがデバッガに接続されたため、デバッグを開始できます。

Bluetooth を使用してスマートウォッチをデバッグする場合、adb では必ず、IP アドレス 127.0.0.1 と割り当てたポートが使用されます。この例のポートは 4444 です。すべての adb コマンドは、次の形式を使用します。

adb -s 127.0.0.1:4444 <command> 

エミュレータを使用しておらず、デバッグ用に接続されているデバイスが 1 台のみの場合は、アドレスの指定は不要です。

adb <command>

Wear OS でスクリーン レコードを使用する

macOS® で開発を行っている場合は、GitHub プロジェクトの Mac 向け Android ツールを使用して、Wear OS デバイスで動画を撮影できます。

または、次の手順で Wear OS デバイスから動画を録画します。

  1. スマートウォッチで RAW フレームを録画します。
    adb shell screenrecord --time-limit 30 --output-format raw-frames --verbose /sdcard/video.raw
  2. RAW ファイルを開発マシンにコピーします。
    adb pull /sdcard/video.raw video.raw
  3. ffmpeg を使用して RAW ファイルを MP4 に変換します。
    ffmpeg -f rawvideo -vcodec rawvideo -s 400x400 -pix_fmt rgb24 -r 10 -i video.raw -an -c:v libx264 -pix_fmt yuv420p video.mp4

    注: ダウンロードとインストールの手順については、FFmpeg のウェブサイトをご覧ください。