ユーザーが Wear OS デバイスをセットアップする際には、Wear OS デバイスを特定のモバイル デバイスに接続します。その後、新しいモバイル デバイスを入手して、既存の Wear OS デバイスをその新しいモバイル デバイスに接続する可能性があります。Wear OS デバイスに関連するデータの一部は、その時点で接続中のモバイル デバイスに保存されます。
Wear OS 4 以降では、ユーザーが新しいモバイル デバイスに接続したときに、Wear OS のデータを新しいモバイル デバイスに転送できます。データは転送時に自動的に同期されます。
ユーザーが転送をリクエストすると、Wearable Data Layer によって、一方のモバイル デバイスに保存されていた DataItem オブジェクトがもう一方のモバイル デバイスに送られます。これで、ユーザーはアプリをシームレスに利用できるようになります。
ここでは、このシナリオに対応するよう Wear OS アプリとそのコンパニオン モバイルアプリを設定する方法について説明します。
準備
データ転送プロセスにおける DataItem オブジェクトの扱い方は、どちらのアプリがデータを所有するかによって異なります。
- Wear OS アプリが所有するオブジェクト
- Wear OS デバイスに保持されます。
- モバイルアプリが所有するオブジェクト
以前のデバイスにアーカイブされます。アーカイブされたデータは、システムによって
DataItemBufferオブジェクトにパッケージングされ、新しいモバイル デバイスにインストールされているモバイルアプリに送られます。アーカイブが送られるとすぐに、Wearable Data Layer から
onNodeMigrated()リスナーが呼び出されます。これは、Wear OS デバイスからデータが書き込まれると通知される仕組みと同様です。
転送されたデータを保持する
転送された DataItem オブジェクトは、アプリ側で保持してください。データが新しいモバイル デバイスに送られるとすぐに、以前のデバイスからアーカイブが削除されます。
次の各条件を満たしていることを確認してください。
- 転送に関与するどちらのモバイル デバイスにもアプリがインストールされていること。
- それぞれのモバイル デバイスにインストールされているモバイルアプリのパッケージ署名が一致すること。
上記の条件を満たさないと、アーカイブされた DataItem オブジェクトは送信されず、破棄されます。
以前のモバイル デバイスからデータを受信する
以前のモバイル デバイスにアーカイブされたデータを新しいモバイル デバイスで受信するには、モバイルアプリで、WearableListenerService クラスの onNodeMigrated() コールバックを実装する必要があります。そのための手順は次のとおりです。
モバイルアプリのビルドファイルに、Google Play 開発者サービスのウェアラブル ライブラリの最新バージョンへの依存関係を追加します。
dependencies { ... implementation 'com.google.android.gms:play-services-wearable:19.0.0' }
アプリのマニフェスト ファイルで
WearableListenerServiceを宣言してエクスポートします。<service android:name=".snippets.datalayer.MyWearableListenerService" android:exported="true" tools:ignore="ExportedService"> <intent-filter> <action android:name="com.google.android.gms.wearable.NODE_MIGRATED" /> <data android:scheme="wear" android:host="*" /> </intent-filter> </service>
WearableListenerServiceを拡張してonNodeMigrated()をオーバーライドするサービスクラスを作成します。class MyWearableListenerService : WearableListenerService() { val dataClient: DataClient = Wearable.getDataClient(this) private fun shouldHandleDataItem(nodeId: String, dataItem: DataItem): Boolean { // Your logic here return dataItem.uri.path?.startsWith("/my_feature_path/") == true } private fun handleDataItem(nodeId: String, dataItem: DataItem) { val data = dataItem.data ?: return val path = dataItem.uri.path ?: return // Your logic here if (data.toString().startsWith("Please restore")) { dataClient.putDataItem(PutDataRequest.create(path).setData(data)) } } override fun onNodeMigrated(nodeId: String, archive: DataItemBuffer) { val dataItemsToHandle = mutableListOf<DataItem>() for (dataItem in archive) { if (shouldHandleDataItem(nodeId, dataItem)) { dataItemsToHandle.add(dataItem.freeze()) } } // Callback stops automatically after 20 seconds of data processing. // If you think you need more time, delegate to a coroutine or thread. runBlocking { for (dataItem in dataItemsToHandle) { handleDataItem(nodeId, dataItem) } } } }
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