Android Studio でプロジェクト コンテキストを Gemini と共有することを有効にすると、.aiexclude ファイルを使用して、コードベースのどのファイルを共有するかを制御できます。Android Studio の AI 機能は、現在のプロジェクトと、それに接続されているバージョン管理システム（VCS）のルート以外のファイルにはアクセスできません。このことを踏まえて、プロジェクトとその VCS ルート内の任意の場所に .aiexclude ファイルを配置して、AI 機能がアクセスできるファイルを制御できます。
.gitignore ファイルと同様に、.aiexclude ファイルは、Android Studio の Gemini と共有すべきでないファイルを追跡します。これには、チャット エクスペリエンスと、エディタで動作する AI 機能（コード補完など）が含まれます。.aiexclude ファイルは、そのファイルを含むディレクトリにあるまたはその下にあるファイルを操作します。
.aiexclude ファイルを作成する方法
.aiexclude ファイルの構文は .gitignore ファイルと同じです。
例
次に .aiexclude ファイルの構成例を示します。
- パターン
KEYSは、.aiexcludeファイルを含むディレクトリまたはそのサブディレクトリにある、ファイル拡張子のない「KEYS」という名前のすべてのファイルをブロックします。
KEYS
- パターン
KEYS.*は、.aiexcludeファイルを含むディレクトリまたはそのサブディレクトリにある、ファイル拡張子を問わず「KEYS」という名前のすべてのファイルをブロックします。
KEYS.*
- パターン
*.ktは、.aiexcludeファイルを含むディレクトリまたはそのサブディレクトリ内のすべての Kotlin ファイルをブロックします。
*.kt
- パターン
/*.ktは、.aiexcludeディレクトリ内のすべての Kotlin ファイルをブロックしますが、サブディレクトリ内のファイルはブロックしません。
/*.kt
- パターン
my/sensitive/dir/は、my/sensitive/dirディレクトリとそのサブディレクトリ内のすべてのファイルをブロックします。パスは、.aiexcludeファイルを含むディレクトリの相対パスです。
my/sensitive/dir/
- パターン
my/sensitive/dir/**/.txtは、my/sensitive/dir/ディレクトリまたはそのサブディレクトリ内のすべての TXT ファイルをブロックします。
my/sensitive/dir/**/.txt
- パターン
my/sensitive/dir/*.txtは、my/sensitive/dirディレクトリ内のすべての TXT ファイルをブロックしますが、サブディレクトリ内のファイルはブロックしません。
my/sensitive/dir/*.txt