Android Health には、さまざまなフォーム ファクタの健康&フィットネス アプリを作成するための API(ヘルスコネクトと Wear OS のヘルスサービス)が用意されています。一方または両方をアプリのエクスペリエンスに使用できます。
このデベロッパー センターには、両方の API の使用に関するガイダンスと、健康&フィットネス アプリの作成に役立つ Android 全体の参考情報が記載されています。
ヘルスコネクトを使用したデバイス上の健康とフィットネス データの読み取りと書き込み
ヘルスコネクトは、健康&フィットネス アプリが統合エコシステム内で同じデバイス上のデータを保存、共有できるようにする Android プラットフォームです。また、健康とフィットネスに関するデータを読み書きできるアプリをユーザーが 1 か所で管理できるようにもなります。ヘルスコネクトは、サイクリングの速度から体温まで、50 種類を超えるデータ型の読み取りと書き込みをサポートしています。
おなじみの Google Fit Android API は、直近のデータや過去のデータの読み取り、アクティビティの記録など、フィットネス関連の多くのアクションをサポートしています。Google Fit Android API は非推奨としてマークされました。 Google Fit Android API で実行できる操作の多くは、ヘルスコネクトで実行できます。アプリで Google Fit Android API を使用している場合は、移行ガイドを参照して、アプリの機能を維持するための代替手段を確認してください。新しいアプリを作成する場合は、ヘルスコネクトの使用をおすすめします。
Wear OS のヘルスサービスで高品質のセンサーデータにアクセスする
Wear OS のヘルスサービスは、Wear OS デバイスのさまざまなセンサーや関連アルゴリズムの仲介役として機能する API です。この API は、アクティビティ、エクササイズ、健康に関する高品質なデータを、バッテリー効率の高い方法でアプリに提供します。ヘルスサービスは、Wear OS 3 以降を搭載するデバイス間で一貫しています。つまり、アプリを 1 回だけ記述すればよく、ヘルスサービスは、デバイスに関係なくアプリが同じように動作することを保証します。
各種デバイスでの Android Health
ヘルスコネクトは Android モバイル デバイスでのみご利用いただけます。ただし、モバイルアプリに他のデータソース(ウェアラブルなど)が接続されている場合は、モバイルアプリを使用して、ウェアラブルからヘルスコネクトへのデータ転送と、それに対応してヘルスコネクトからウェアラブルへのデータ転送を簡単に行うことができます。
現時点では、ヘルスサービスは Wear OS 3 以降を搭載している Wear OS デバイスでのみご利用いただけます。スマートフォンを含むその他すべてのデバイスについては、SensorManager
のドキュメントをご覧ください。
Wear OS を搭載していないコンパニオン デバイスを接続するための追加オプションとして、コンパニオン デバイス マネージャーと Bluetooth 接続があります。
使用する API を計画するには、以下のデータ型のガイドを参照して、ヘルスコネクトから読み取れる可能性があるデータと、ヘルスサービスを使用して Wear OS デバイスから読み取れるデータを理解する必要があります。
最も包括的なマルチデバイス エクスペリエンスでは、ヘルスサービスとヘルスコネクトの両方を使用して、ユーザーに最大限の価値を提供します。