互換性フレームワークの変更(Android 13)

図 1. 開発者向けオプションの [アプリの互換性の変更] 画面に、切り替え可能な変更のリストが表示されています。

このページでは、Android 13(API レベル 33)の互換性フレームワークに含まれている切り替え可能な変更について説明します。Android 13 をサポートし、ターゲットとするアプリのテストとデバッグを行う際は、このリストを開発者向けオプションおよび adb コマンドと組み合わせて使用してください。

以下に、互換性フレームワーク ツールでできることをいくつか示します。

  • アプリの targetSdkVersion を実際には変更せずに、ターゲット固有の変更をテストする。切り替えを使用して、特定のターゲット固有の動作変更を強制的に有効にし、既存のアプリに対する影響を評価できます。
  • 特定の変更にテストを集中させる。切り替えを使用することで、テスト対象以外のターゲット固有の変更をすべて無効にできます。これにより、一度にすべてのターゲット固有の変更に対処する必要がなくなります。
  • adb を介して切り替えを管理する。adb コマンドを使用すると、切り替え可能な変更を自動テスト環境で有効または無効にできます。
  • 標準の変更 ID を使用して迅速にデバッグする。切り替え可能な変更にはそれぞれ一意の ID と名前が付けられており、ログ出力から問題の根本原因を速やかにデバッグできます。

各ユースケースでのツールの使用方法について詳しくは、互換性フレームワーク ツールをご覧ください。

互換性フレームワークに含まれる動作変更

このセクションでは、Android 13 の互換性フレームワークに含まれる切り替え可能な変更について説明します。

変更リストはデフォルトの状態でフィルタできます。

Android 13 の互換性フレームワークの切り替え可能な変更

ACCOUNT_ACCESS_CHECK_CHANGE_ID

変更 ID: 201794303
デフォルトの状態: Android 13(API レベル 33)以上をターゲットとするアプリで有効。

Android 13(API レベル 33)以上をターゲットとするアプリの場合は、同期に関連するすべての API の呼び出し元 UID について、アカウントへのアクセスの確認が可能になります。

ALLOW_COPY_SOLID_COLOR_VIEW

変更 ID: 205907456
デフォルトの状態: Android 13(API レベル 33)以上をターゲットとするアプリで有効。

Android 13(API レベル 33)以上をターゲットとするアプリの場合は、スプラッシュ画面が単色になっていても、アプリが SplashScreen.OnExitAnimationListener.onSplashScreenExit(SplashScreenView) コールバックを受け取ることができます。

ALLOW_SECURE_ACTIVITY_DISPLAY_ON_REMOTE_DEVICE

変更 ID: 201712607
デフォルトの状態: Android 13(API レベル 33)以上をターゲットとするアプリで有効。

Android 13(API レベル 33)以上をターゲットとするアプリの場合は、必要に応じてセキュアなアクティビティをリモート デバイスに表示できます。

BORINGLAYOUT_FALLBACK_LINESPACING

変更 ID: 210923482
デフォルトの状態: Android 13(API レベル 33)以上をターゲットとするアプリで有効。

Android 13(API レベル 33)以上をターゲットとするアプリの場合は、BoringLayout に対して代替テキストの行間隔(行の高さ)を指定できます。

CALL_REDIRECTION_AUDIO_MODES

変更 ID: 189472651
デフォルトの状態: Android 13(API レベル 33)以上をターゲットとするアプリで有効。

Android 13(API レベル 33)以上をターゲットとするアプリの場合は、通話音声のリダイレクトに音声モードを使用できます。

CAMERA_MIC_INDICATORS_NOT_PRESENT

変更 ID: 162547999
デフォルトの状態: すべてのアプリで無効。

このデバイスがカメラとマイクのインジケーターをサポートすることを示します。変更 ID が存在しない場合、CompatChanges#isChangeEnabled メソッドは true を返すので、存在する場合は false になります。

CLEAR_SHOW_FORCED_FLAG_WHEN_LEAVING

変更 ID: 214016041
デフォルトの状態: Android 13(API レベル 33)以上をターゲットとするアプリで有効。

Android 13(API レベル 33)以上をターゲットとするアプリの場合、呼び出し元が現在フォーカスされていない限り、SHOW_FORCED フラグは効力を持ちません。

DEFER_BOOT_COMPLETED_BROADCAST_CHANGE_ID

変更 ID: 203704822
デフォルトの状態: Android 13(API レベル 33)以上をターゲットとするアプリで有効。

Android 13(API レベル 33)以上をターゲットとするアプリの場合は、UID のプロセスが最初に開始されるまで LOCKED_BOOT_COMPLETED ブロードキャストと BOOT_COMPLETED ブロードキャストを延期します。

DISALLOW_DEADLINES_FOR_PREFETCH_JOBS

変更 ID: 194532703
デフォルトの状態: Android 13(API レベル 33)以上をターゲットとするアプリで有効。

Android 13(API レベル 33)以上をターゲットとするアプリの場合は、プリフェッチ ジョブ(JobInfo.Builder.setPrefetch(boolean))の期限(JobInfo.Builder.setOverrideDeadline(long) を使用)を設定できません。プリフェッチ ジョブはアプリの次の起動の直前に実行されることを想定しているため、期限を設定することはできません。ただし、以前に期限を設定したプリフェッチ ジョブが、システムによって削除またはキャンセルされることはありません。

永続的にスケジュール設定されたプリフェッチ ジョブをアプリが期限付きで保持することはできません。プリフェッチ ジョブは期限付きであっても実行されますが、この制限下にあるアプリが期限付きのプリフェッチ ジョブを新しくスケジュール設定することはできません。ジョブのスケジュールを、JobService.jobFinished(JobParameters, boolean) または JobService.onStopJob(JobParameters) からの戻り値を使用して true に指定して再設定すると、期限は削除されます。 定期的なジョブではすべての制約を満たす必要があるため、上記の制限は定期的なジョブの期限には適用されません。

DOWNSCALED

変更 ID: 168419799
デフォルトの状態: すべてのアプリで無効。

この変更により、アプリごとのバッファのダウンスケーリング変更が管理されます。この変更を有効にすると、以下のスケーリング ファクタを適用できます。

アプリのパッケージでこの変更が有効になっている場合、アプリは、有効になっている最大のスケーリング ファクタに強制的に変更されます。たとえば、80% と 70%(DOWNSCALE_80DOWNSCALE_70)の両方が有効になっている場合は 80% が使用されます。

DOWNSCALE_30

変更 ID: 189970040
デフォルトの状態: すべてのアプリで無効。

DOWNSCALED も有効になっている場合、パッケージに対してこの変更を有効にすると、アプリでは実際のディスプレイの垂直解像度と水平解像度が 30% のディスプレイで実行されていると認識されます。

DOWNSCALE_35

変更 ID: 189969749
デフォルトの状態: すべてのアプリで無効。

DOWNSCALED も有効になっている場合、パッケージに対してこの変更を有効にすると、アプリでは実際のディスプレイの垂直解像度と水平解像度が 35% のディスプレイで実行されていると認識されます。

DOWNSCALE_40

変更 ID: 189970038
デフォルトの状態: すべてのアプリで無効。

DOWNSCALED も有効になっている場合、パッケージに対してこの変更を有効にすると、アプリでは実際のディスプレイの垂直解像度と水平解像度が 40% のディスプレイで実行されていると認識されます。

DOWNSCALE_45

変更 ID: 189969782
デフォルトの状態: すべてのアプリで無効。

DOWNSCALED も有効になっている場合、パッケージに対してこの変更を有効にすると、アプリでは実際のディスプレイの垂直解像度と水平解像度が 45% のディスプレイで実行されていると認識されます。

DOWNSCALE_50

変更 ID: 176926741
デフォルトの状態: すべてのアプリで無効。

DOWNSCALED も有効になっている場合、パッケージでこの変更を有効にすると、アプリでは実際のディスプレイの垂直解像度と水平解像度が 50% のディスプレイで実行されていると認識されます。

DOWNSCALE_55

変更 ID: 189970036
デフォルトの状態: すべてのアプリで無効。

DOWNSCALED も有効になっている場合、パッケージに対してこの変更を有効にすると、アプリでは実際のディスプレイの垂直解像度と水平解像度が 55% のディスプレイで実行されていると認識されます。

DOWNSCALE_60

変更 ID: 176926771
デフォルトの状態: すべてのアプリで無効。

DOWNSCALED も有効になっている場合、パッケージでこの変更を有効にすると、アプリでは実際のディスプレイの垂直解像度と水平解像度が 60% のディスプレイで実行されていると認識されます。

DOWNSCALE_65

変更 ID: 189969744
デフォルトの状態: すべてのアプリで無効。

DOWNSCALED も有効になっている場合、パッケージに対してこの変更を有効にすると、アプリでは実際のディスプレイの垂直解像度と水平解像度が 65% のディスプレイで実行されていると認識されます。

DOWNSCALE_70

変更 ID: 176926829
デフォルトの状態: すべてのアプリで無効。

DOWNSCALED も有効になっている場合、パッケージでこの変更を有効にすると、アプリでは実際のディスプレイの垂直解像度と水平解像度が 70% のディスプレイで実行されていると認識されます。

DOWNSCALE_75

変更 ID: 189969779
デフォルトの状態: すべてのアプリで無効。

DOWNSCALED も有効になっている場合、パッケージに対してこの変更を有効にすると、アプリでは実際のディスプレイの垂直解像度と水平解像度が 75% のディスプレイで実行されていると認識されます。

DOWNSCALE_80

変更 ID: 176926753
デフォルトの状態: すべてのアプリで無効。

DOWNSCALED も有効になっている場合、パッケージでこの変更を有効にすると、アプリでは実際のディスプレイの垂直解像度と水平解像度が 80% のディスプレイで実行されていると認識されます。

DOWNSCALE_85

変更 ID: 189969734
デフォルトの状態: すべてのアプリで無効。

DOWNSCALED も有効になっている場合、パッケージに対してこの変更を有効にすると、アプリでは実際のディスプレイの垂直解像度と水平解像度が 85% のディスプレイで実行されていると認識されます。

DOWNSCALE_90

変更 ID: 182811243
デフォルトの状態: すべてのアプリで無効。

DOWNSCALED も有効になっている場合、パッケージに対してこの変更を有効にすると、アプリでは実際のディスプレイの垂直解像度と水平解像度が 90% のディスプレイで実行されていると認識されます。

DUMP_IGNORES_SPECIAL_ARGS

変更 ID: 149254050
デフォルトの状態: Android 13(API レベル 33)以上をターゲットとするアプリで有効。

Android 13(API レベル 33)以上をターゲットとするアプリの場合は、特別な引数を指定して dumpsys activity を呼び出した場合、dump(String, FileDescriptor, PrintWriter, String[]) は呼び出されません。

DYNAMIC_RECEIVER_EXPLICIT_EXPORT_REQUIRED

変更 ID: 161145287
デフォルトの状態: すべてのアプリで無効。

有効にすると、保護されていないブロードキャストのレシーバをコードで登録する際に Context.RECEIVER_EXPORTED または Context.RECEIVER_NOT_EXPORTED をアプリで明示的に設定する必要があります。

詳しくは、コンテキスト登録されたレシーバのエクスポートの安全性の強化をご覧ください。

ENABLE_PENDING_INTENT_BAL_OPTION

変更 ID: 192341120
デフォルトの状態: Android 13(API レベル 33)以上をターゲットとするアプリで有効。

Android 13(API レベル 33)以上をターゲットとするアプリの場合は、PendingIntent が悪用されてバックグラウンド アクティビティが開始されないように保護します。

ENABLE_SIMPLIFIED_DARK_MODE

変更 ID: 214741472
デフォルトの状態: Android 13(API レベル 33)以上をターゲットとするアプリで有効。

Android 13(API レベル 33)以上をターゲットとするアプリの場合は、アプリのテーマに応じてライトまたはダークスタイルをウェブ コンテンツに適用できます。また適切な場合には、アルゴリズムによるダークニングを使って WebView のウェブ コンテンツをダークテーマ化することができます。詳しくは、setAlgorithmicDarkeningAllowed(boolean) をご覧ください。

ENABLE_TOUCH_OPAQUE_ACTIVITIES

変更 ID: 194480991
デフォルトの状態: すべてのアプリで有効。

Android 13(API レベル 33)以上で動作するアプリの場合、アクティビティはタスク境界内ですべてのタッチを使用します。

ENABLE_USE_EXACT_ALARM

変更 ID: 218533173
デフォルトの状態: Android 13(API レベル 33)以上をターゲットとするアプリで有効。

Android 13(API レベル 33)以上をターゲットとする、特定の種類のアプリは、Manifest.permission.USE_EXACT_ALARM を使用して正確なアラームのスケジュールを設定できます。

ENFORCE_INTENTS_TO_MATCH_INTENT_FILTERS

変更 ID: 161252188
デフォルトの状態: すべてのアプリで有効。

コンポーネントは、宣言されたインテント フィルタに一致しない外部呼び出し元からのインテントの受信を中止します。アプリがマニフェストのエクスポート済みのコンポーネントを登録してインテント フィルタを追加すると、インテント フィルタに一致しないインテントも含めて、どのインテントからもコンポーネントを起動できます。この動作はデベロッパーの一般的な直観に反するものであるといえます。コンポーネントの起動時にインテントを確認しないようにすることで、条件次第では、サードパーティ製アプリによる内部専用機能のトリガーを許可することもできます。

ENFORCE_STRICT_QUERY_BUILDER

変更 ID: 143231523
デフォルトの状態: すべてのアプリで無効。

有効にすると、SQLiteQueryBuilder はすべての CalendarProvider2 クエリの選択に対し、悪意のある引数がないか検証します。

FORCE_DISABLE_HEVC_SUPPORT

変更 ID: 174227820
デフォルトの状態: すべてのアプリで無効。

アプリの HEVC メディア機能のサポートを強制的に無効にします。アプリは、サポートされているメディア機能をマニフェストで宣言することとされていますが、このフラグを使用すると、アプリの HEVC サポートを強制的に無効にできます。その結果、HEVC でエンコードされたメディアにアクセスする際は、コード変換が強制されます。このフラグを設定すると、アプリの OS レベルのデフォルトがオーバーライドされます。このフラグはデフォルトでは無効です。つまり、OS のデフォルトが優先されます。このフラグと FORCE_ENABLE_HEVC_SUPPORT の両方が有効になっている場合、OS は両方のフラグを無視します。

FORCE_ENABLE_HEVC_SUPPORT

変更 ID: 174228127
デフォルトの状態: すべてのアプリで無効。

アプリの HEVC メディア機能のサポートを強制的に有効にします。アプリは、サポートされているメディア機能をマニフェストで宣言することとされていますが、このフラグを使用すると、アプリの HEVC サポートを強制的に有効にできます。その結果、HEVC でエンコードされたメディアにアクセスする際は、コード変換が回避されます。このフラグを設定すると、アプリの OS レベルのデフォルトがオーバーライドされます。このフラグはデフォルトでは無効です。つまり、OS のデフォルトが優先されます。このフラグと FORCE_DISABLE_HEVC_SUPPORT の両方が有効になっている場合、OS は両方のフラグを無視します。

FORCE_NON_RESIZE_APP

変更 ID: 181136395
デフォルトの状態: すべてのアプリで無効。

適用されるパッケージを強制的にサイズ変更不可にします。

FORCE_RESIZE_APP

変更 ID: 174042936
デフォルトの状態: すべてのアプリで無効。

適用されるパッケージを強制的にサイズ変更可能にします。これにより全画面表示ウィンドウ モードでのサイズ変更が可能になりますが、アプリを強制的にサイズ変更可能なマルチウィンドウ モードにするものではありません。

GET_API_SIGNATURES_FROM_UICC_PORT_INFO

変更 ID: 202110963
デフォルトの状態: Android 13(API レベル 33)以上をターゲットとするアプリで有効。

Android 13(API レベル 33)以上をターゲットとするアプリの場合は、SIM カードで複数の ICCID を同時に有効にできます。これは Multiple Enabled Profiles(MEP)によってサポートされます。

GWP_ASAN

変更 ID: 135634846
デフォルトの状態: すべてのアプリで無効。

サンプリングされるネイティブ メモリのバグ検出をアプリで有効にします。

GWP-ASan の使用方法について詳しくは、GWP-ASan ガイドをご覧ください。

ICC_CLOSE_CHANNEL_EXCEPTION_ON_FAILURE

変更 ID: 208739934
デフォルトの状態: Android 13(API レベル 33)以上をターゲットとするアプリで有効。

Android 13(API レベル 33)以上をターゲットとするアプリの場合は、ICC のチャネル終了オペレーションが失敗するたびに例外がスローされるようになりました。

MEDIA_CONTROL_SESSION_ACTIONS

変更 ID: 203800354
デフォルトの状態: Android 13(API レベル 33)以上をターゲットとするアプリで有効。

Android 13(API レベル 33)以上をターゲットとするアプリの場合、Notification.MediaStyle 通知に基づくメディア コントロールでは、通知のアクションではなくメディア セッションの PlaybackState に基づくアクションが実行されるようになりました。

この変更について詳しくは、Android 13 の動作変更ページで、メディア コントロールの変更に関するセクションをご覧ください。

NATIVE_HEAP_ZERO_INIT

変更 ID: 178038272
デフォルトの状態: すべてのアプリで無効。

ネイティブ ヒープのメモリ割り当ての自動ゼロ初期化を有効にします。

NATIVE_MEMTAG_ASYNC

変更 ID: 135772972
デフォルトの状態: すべてのアプリで無効。

このプロセスで非同期(ASYNC)メモリタグのチェックを有効にします。このフラグは、ARM メモリタグ付け拡張機能(MTE)をサポートするハードウェアにのみ影響します。

NATIVE_MEMTAG_SYNC

変更 ID: 177438394
デフォルトの状態: すべてのアプリで無効。

このプロセスで同期(SYNC)メモリタグのチェックを有効にします。このフラグは、ARM メモリタグ付け拡張機能(MTE)をサポートするハードウェアにのみ影響します。NATIVE_MEMTAG_ASYNC とこのオプションの両方を有効にした場合は、このオプションが優先されます。また、MTE が SYNC モードで有効化されます。

NOTIFICATION_LOG_ASSISTANT_CANCEL

変更 ID: 195579280
デフォルトの状態: Android 13(API レベル 33)以上をターゲットとするアプリで有効。

Android 13(API レベル 33)以上をターゲットとするアプリでは、アシスタントからの通知がキャンセルされた際にリスナーへ提供される理由が、より一般的な REASON_LISTENER_CANCEL を使用した場合よりも具体的な内容になります。

NOTIFICATION_PERM_CHANGE_ID

変更 ID: 194833441
デフォルトの状態: Android 13(API レベル 33)以上をターゲットとするアプリで有効。

Android 13(API レベル 33)以上をターゲットとするアプリでは、通知の実行時の権限に関連する動作変更が有効になります。

この変更について詳しくは、新しく導入された通知に関する実行時の権限のページをご覧ください。

NOTIFICATION_TRAMPOLINE_BLOCK_FOR_EXEMPT_ROLES

変更 ID: 227752274
デフォルトの状態: Android 13(API レベル 33)以上をターゲットとするアプリで有効。

Android 13(API レベル 33)以上をターゲットとするアプリの場合は、通知に応じてブロードキャスト レシーバまたはサービスから Activity が開始されます。すでに適用外になったロールを保持するアプリ(ブラウザ)については、ユーザー エクスペリエンスとパフォーマンス上の理由から通知アクションのクリックがブロックされます。

OVERRIDABLE_COMPONENT_CALLBACKS

変更 ID: 193247900
デフォルトの状態: Android 13(API レベル 33)以上をターゲットとするアプリで有効。

Android 13(API レベル 33)以上をターゲットとするアプリの場合は、registerComponentCallbacks(ComponentCallbacks) によって ComponentCallbacksActivity または ContextWrapper.getBaseContext() に追加されます(従来は常に getApplicationContext() に追加されていました)。

OVERRIDE_CAMERA_RESIZABLE_AND_SDK_CHECK

変更 ID: 191513214
デフォルトの状態: すべてのアプリで無効。

この変更 ID が有効になっている場合、適用されるパッケージで android:resizeableActivity の現在の値と M 以下のターゲット SDK が無視され、アクティビティはサイズ変更不可と見なされます。この場合、カメラの回転と切り抜きの値は、現在のディスプレイの回転を考慮した必要な補正にのみ依存します。

OVERRIDE_CAMERA_ROTATE_AND_CROP_DEFAULTS

変更 ID: 189229956
デフォルトの状態: すべてのアプリで無効。

この変更 ID が有効になっている場合、適用されるパッケージでデフォルトのカメラの回転と切り抜きの動作がオーバーライドされ、常に CaptureRequest.SCALER_ROTATE_AND_CROP_NONE が返されるようになります。デフォルトの動作と、すべてのオーバーライドの組み合わせを以下の表で説明します。

OVERRIDE_MIN_ASPECT_RATIO

変更 ID: 174042980
デフォルトの状態: すべてのアプリで無効。

この変更により、所定の最小アスペクト比を強制的に適用するすべての変更が管理されます。この変更を有効にすると、以下の最小アスペクト比を適用できます。

アプリのパッケージでこの変更が有効になっている場合、アプリのマニフェストで指定されている最小のアスペクト比が、最大の有効なアスペクト比よりも優先されます(アプリのマニフェスト値の方が大きい場合を除く)。

OVERRIDE_MIN_ASPECT_RATIO_LARGE

変更 ID: 180326787
デフォルトの状態: すべてのアプリで無効。

OVERRIDE_MIN_ASPECT_RATIO も有効になっている場合、パッケージでこの変更を有効にすると、アクティビティの最小のアスペクト比が OVERRIDE_MIN_ASPECT_RATIO_LARGE_VALUE で定義された高値に設定されます。

OVERRIDE_MIN_ASPECT_RATIO_MEDIUM

変更 ID: 180326845
デフォルトの状態: すべてのアプリで無効。

OVERRIDE_MIN_ASPECT_RATIO も有効になっている場合、パッケージでこの変更を有効にすると、アクティビティの最小アスペクト比が OVERRIDE_MIN_ASPECT_RATIO_MEDIUM_VALUE で定義された中央値に設定されます。

OVERRIDE_MIN_ASPECT_RATIO_PORTRAIT_ONLY

変更 ID: 203647190
デフォルトの状態: すべてのアプリで有効。

OVERRIDE_MIN_ASPECT_RATIO も有効になっている場合、この変更により、画面の向きが縦向きのアクティビティに対する、アクティビティの最小アスペクト比を強制的に特定の値(OVERRIDE_MIN_ASPECT_RATIO_LARGEOVERRIDE_MIN_ASPECT_RATIO_MEDIUM など)にする他の変更が制限されます。

RATE_LIMIT_TOASTS

変更 ID: 174840628
デフォルトの状態: この変更は切り替えられません。互換性フレームワークによってログに記録されるだけです。

Toast.show() 呼び出し数のレート制限を有効にして、限られた時間内の過剰なトーストでユーザーに過度の負荷をかけないようにします。特定の時間枠で許可された数よりも多いトーストを表示しようとすると、トーストは破棄されます。

REQUEST_LISTENING_MUST_MATCH_PACKAGE

変更 ID: 172251878
デフォルトの状態: Android 13(API レベル 33)以上をターゲットとするアプリで有効。

Android 13(API レベル 33)以上をターゲットとするアプリの場合は、TileService.requestListeningState(Context, ComponentName) を呼び出すと、呼び出し元のパッケージ(UID)とターゲットのパッケージ ComponentName が一致しているか確認されます。また、使用したコンテキストが現在のユーザーに代わってアクションを実行できるかどうかも確認されます。

RETURN_ADVANCED_VIDEO_PROFILES

変更 ID: 206033068
デフォルトの状態: Android 13(API レベル 33)以上をターゲットとするアプリで有効。

Android 13(API レベル 33)以上をターゲットとするアプリの場合は、getAll(String, int) から返される動画プロファイルの種類を制御します。

SHOULD_RESOLVE_PORT_INDEX_FOR_APPS

変更 ID: 224562872
デフォルトの状態: Android 13(API レベル 33)以上をターゲットとするアプリで有効。

Android 13(API レベル 33)以上をターゲットとするアプリの場合は、SIM カードを使用して、各種のポートで Multiple Enabled Profiles(MEP)を有効にできます。キャリアアプリの下位互換性を維持するため、API レベル 32 以下をターゲットとするアプリがポート インデックスを指定せずに switchToSubscription を呼び出すか API をダウンロードすると、デバイス自体で MEP eUICC が有効になっている場合でも、システムは常にポート インデックス 0 を使用して既存の動作を維持します。

SWITCH_WITHOUT_PORT_INDEX_EXCEPTION_ON_DISABLE

変更 ID: 218393363
デフォルトの状態: Android 13(API レベル 33)以上をターゲットとするアプリで有効。

Android 13(API レベル 33)以上をターゲットとするアプリの場合は、portIndex によって登録を無効にすることなく switchToSubscription() が呼び出されるたびに、例外がスローされます。

THROW_ON_INVALID_PRIORITY_VALUE

変更 ID: 140852299
デフォルトの状態: Android 13(API レベル 33)以上をターゲットとするアプリで有効。

Android 13(API レベル 33)以上をターゲットとするアプリの場合は、アプリが JobInfo.Builder.setPriority(int) を使用して無効な優先度の値を指定すると、例外がスローされます。旧式アプリが誤ってこの API を使用している可能性があります。その場合、API を使用し続けると、呼び出しは通知なく失敗します。

USE_EXPERIMENTAL_COMPONENT_ALIAS

変更 ID: 196254758
デフォルトの状態: すべてのアプリで無効。

有効にすると、「android」パッケージでコンポーネント エイリアスを使用できるようになります。