Android 10 はメジャー リリースで、アプリの拡張に使用できるさまざまな機能が組み込まれています。また、Android 10 には、電池寿命とセキュリティを向上させるための動作変更(Android 10 をターゲットとするアプリ向けおよびすべてのアプリ向け)や、プライバシーに関する変更も組み込まれています。
Android 10 API でアプリを開発して Android 10 の動作変更でテストするには、このページの手順に沿って Android Studio で Android 10 SDK をセットアップし、Android 10 でアプリをビルドして実行します。
最新の Android Studio を入手する
Android 10 SDK には、古いバージョンの Android Studio と互換性のない変更が含まれています。そのため、最適な開発エクスペリエンスを確保するには、Android Studio の最新版をインストールすることをおすすめします。
Android Studio 3.3 以降を使用して Android 10 アプリをコンパイルし、テストすることはできますが、Android 10 SDK を使用している際に Gradle の同期に失敗したり、古い依存関係に関する警告が表示されたりすることがあります。
Android 10 SDK を入手する
Android Studio をインストールして開いた後、次の手順で Android 10 SDK をインストールします。
- [Tools] > [SDK Manager] をクリックし、[Show Package Details] をクリックします。
- [SDK Platforms] タブで、[Android 10.0(「Q」)] セクションを開き、[Android SDK Platform 29] パッケージを選択します。
- [SDK Tools] タブで、[Android SDK Build-Tools 34] セクションを開き、最新の
29.x.x
バージョンを選択します。 - [適用] > [OK] をクリックして、選択したパッケージをダウンロードしてインストールします。
ビルド構成を更新する
Android 10 に対するアプリの互換性を十分にテストし、このバージョンのプラットフォームで導入された API の使用を開始するには、次に示すようにモジュール レベルの build.gradle
ファイルを開いて compileSdkVersion
と targetSdkVersion
をアップデートします。
Groovy
android { compileSdkVersion 29 defaultConfig { targetSdkVersion 29 } ... }
Kotlin
android { compileSdkVersion(29) defaultConfig { targetSdkVersion(29) } ... }
アプリに影響を与える可能性のある Android 10 の変更点を確認し、テストを開始するには、すべてのアプリに影響する Android 10 の動作変更、Android 10 をターゲットとするアプリに影響する Android 10 の動作変更、Android 10 のプライバシーに関する変更点をご覧ください。
Android 10 以降で使用できる API について詳しくは、Android 10 の機能と API をご覧ください。