Android Studio for Platform の概要

Android Studio for Platform(ASfP)は、Android プラットフォーム開発用の公式の統合開発環境(IDE)です。IntelliJ IDEA 2026.2 をベースに構築された ASfP は、Android オープンソース プロジェクト(AOSP)に携わるエンジニアのコード ナビゲーション、ビルド、デバッグ、テストを効率化します。

ASfP を使用する理由

ASfP は、標準の Android アプリ プロジェクトを超えた、プラットフォーム開発の特定のスケールとビルド要件に対応しています。大規模な AOSP ソースツリーや Soong ビルドシステムと直接統合され、多言語プラットフォーム ワークフローをサポートします。

主な機能

  • AOSP と Soong(Android.bp)の統合: Soong ターゲットをビルドし、Android.bp ファイル内のガターアイコンから android_test、cc_test、rust_test モジュールを実行またはデバッグします。任意のソースファイルからその Android.bp モジュール宣言にジャンプし(対応する Android.bp ファイルを開く)、部分同期、ビルドなし同期、同期とフルビルドの各モードで同期を管理します。

  • プロジェクトの設定と共有可能なテンプレート: .asfp-project YAML ファイルを使用してワークスペースのスコープを設定し、IntelliJ ワークスペース モデルを使用して起動時にキャッシュに保存されたプロジェクト モデルのスナップショットを復元します。また、[Import from template] と [Export to template] を使用して、チーム全体で構成を共有します。詳細については、プロジェクトの概要と Soong ワークフローをご覧ください。

  • Cuttlefish 仮想デバイスの管理とマルチスクリーンのミラーリング: ローカルの AOSP チェックアウトを使用して、デバイス マネージャーでマルチデバイスの Cuttlefish 仮想デバイス設定を作成、管理します。また、Android Automotive OS(AAOS)とソフトウェア定義車両(SDV)の開発専用の Cuttlefish ツール ウィンドウでマルチスクリーンのミラーリングを使用します。

  • Android Studio の AI とプラットフォーム ツールを備えた組み込みエージェント: Android Studio の AI の組み込みエージェントを使用して、複数ステップの編集を計画し、Soong ターゲットをビルドし、IDE 内で atest プラットフォーム テストを実行します。組み込みの Gemini モデル、Gemini Code Assist、Gemini Enterprise、Bring Your Own Model(BYOM)エンドポイントをサポートしています。

  • 多言語コード編集: Kotlin、Java、C、C++、Rust、Android.bp ファイルのコード補完、クロスモジュール ナビゲーション、リファクタリング、リアルタイム分析を利用できます。

  • プラットフォームのデバッグ([Attach] タブと LLDB): [Run] > [Attach to Android Process] を選択して、[Debug] ツール ウィンドウの [Attach] タブを開きます。読み込まれた共有ライブラリ(.so)、ELF ビルド ID を検査し、out/target/product/<device>/symbols の下にあるローカル シンボルを確認するチェックマーク アイコンを確認してから、Java デバッガ、ネイティブ デバッガ、またはその両方をアタッチします。詳細については、プラットフォーム コードをデバッグするをご覧ください。

  • 統合テスト(atest と LLDB): ソースファイルまたは Android.bp テスト モジュール(android_test、cc_test、cc_test_host、rust_test、rust_test_host)からテストを実行してデバッグします。ASfP は、デバイス ターゲットとホスト ターゲット(デュアル ターゲットの host_supported: true モジュールを含む)を判別し、Tradefed ターゲットの準備を実行して、Java または組み込みの LLDB デバッガでターゲットを起動します。詳細については、atest を使用してプラットフォーム コードをテストするをご覧ください。

  • Rust 言語の組み込みサポート: 自動 rust-analyzer 統合と Rust 型ビジュアライザーによる LLDB デバッグの組み込みにより、AOSP で Rust コードを開発できます。詳細については、ASfP での Rust のサポートをご覧ください。

  • IDE 内での自動更新: Stable リリースまたはカナリア リリースが公開されるたびに、IDE 内で更新通知を受け取り、.deb を直接ダウンロードしてターミナル インストール コマンドを実行できます。

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