このセクションでは、シンプルな Android アプリを作成する方法について説明します。まず、Android Studio を使用して「Hello, World!」プロジェクトを作成し、そのプロジェクトを実行する方法について学びます。次に、ユーザー入力を受け取る新しいアプリ用インターフェースを作成し、アプリ内で新しい画面に切り替えて、作成したインターフェースを表示します。
最初に Android アプリに関する 2 つの基本的なコンセプト、つまり、アプリが複数のエントリ ポイントをどのように提供し、さまざまなデバイスにどのように対応するかというコンセプトを理解しておく必要があります。
アプリの持つ複数のエントリ ポイント
Android アプリは、個別に呼び出せるコンポーネントを組み合わせて作成されます。たとえば、アクティビティは、ユーザー インターフェース(UI)を提供するアプリ コンポーネントの一種です。
「メイン」のアクティビティは、ユーザーがアプリのアイコンをタップすると起動します。通知や別のアプリなど、他の場所からのアクティビティにユーザーを誘導することもできます。
ブロードキャスト レシーバやサービスなどのコンポーネントを使用すると、アプリは、UI なしでバックグラウンド タスクを実行できるようになります。
初めてのアプリを作成したら、アプリの基礎知識で、他のアプリ コンポーネントについてご確認ください。
アプリはさまざまなデバイスに対応
Android では、さまざまなリソースをさまざまなデバイスに提供できます。たとえば、画面サイズに応じて異なるレイアウトを作成することができます。使用するレイアウトは、そのデバイスの画面サイズによって決まります。
アプリの機能に特定のハードウェア(カメラなど)が必要な場合は、デバイスにそのハードウェアが搭載されているかどうかを実行時に照会し、搭載されていない場合は対応する機能を無効にできます。特定のハードウェアを必要とするようにアプリを指定すると、Google Play は、指定ハードウェアを持たないデバイスに対して、アプリのインストールを許可しなくなります。
初めてのアプリを作成したら、デバイス互換性の概要で、デバイス構成についてご確認ください。
この 2 つの基本コンセプトを念頭に置いて次のレッスンに進み、初めてのアプリを作成していきましょう。