このレッスンでは、Android Studio を使用して新しい Android プロジェクトを作成する方法について説明します。また、そのプロジェクト内のファイルについても一部説明します。
新しい Android プロジェクトを作成する手順は次のとおりです。
- 最新バージョンの Android Studio をインストールします。
[Welcome to Android Studio] ウィンドウで、[Start a new Android Studio project] をクリックします。
図 1: Android Studio のウェルカム画面
プロジェクトがすでに開いている場合は、[File] > [New] > [New Project] を選択します。
- [Select a Project Template] ウィンドウで、[Empty Activity] を選択して、[Next] をクリックします。
- [Configure your project] ウィンドウで、次のように入力します。
- [Name] に、「My First App」と入力します。
- [Package name] に、「com.example.myfirstapp」と入力します。
- プロジェクトを別のフォルダに配置する場合は、[Save] の場所を変更します。
- [Language] プルダウン メニューから [Java] または [Kotlin] のいずれかを選択します。
- [Minimum SDK] で、アプリがサポートする Android の最小バージョンを選択します。
- レガシー ライブラリのサポートを必要とするアプリの場合は、[Use legacy android.support libraries] チェックボックスをオンにします。
- 他のオプションはそのままにします。
- [Finish] をクリックします。
処理が実行された後、Android Studio のメイン ウィンドウが表示されます。

図 2: Android Studio のメイン ウィンドウ
ここでは重要なファイルのみ紹介します。
まず([View] > [Tool Windows] > [Project] を選択して)[Project] ウィンドウを確実に開き、そのウィンドウの上部のプルダウン リストから [Android] ビューを選択します。この操作で次のファイルが表示されます。
- app > java > com.example.myfirstapp > MainActivity
- メイン アクティビティ。アプリのエントリ ポイントになります。アプリをビルドして実行すると、この
Activity
のインスタンスが起動し、そのレイアウトがロードされます。 - app > res > layout > activity_main.xml
- アクティビティのユーザー インターフェース(UI)のレイアウトを定義する XML ファイル。「Hello world!」というテキストを表示する
TextView
要素を格納しています。 - app > manifests > AndroidManifest.xml
- マニフェスト ファイル。アプリの基本的な特性について説明し、アプリの各コンポーネントを定義します。
- Gradle Scripts > build.gradle
- この名前を持つファイルは 2 種類あり、1 つはプロジェクト用(「Project: My First App」)で、もう 1 つはアプリ モジュール用(「Module: app」)です。モジュールごとにそれぞれ個別の
build.gradle
ファイルが用意されます。現在のところ、このプロジェクトに含まれるモジュールは 1 つだけです。各モジュールのbuild.file
を使用して、Gradle プラグインでアプリをビルドする方法を制御します。このファイルの詳細については、ビルドを設定するをご覧ください。
アプリを実行するには、次のレッスンのアプリを実行するに進んでください。