Android Studio は、Android の公式 IDE です。開発時間を短縮し、すべての Android デバイス向けに高品質なアプリを開発できるよう、Android 専用に設計されています。

コーディングとイテレーションのスピードアップ

Intellij IDEA がベースの Android Studio を使用することで、コーディングと実行のワークフローに要する時間を短縮できます。
Android Studio の Apply Changes 機能を使用すると、アプリを再起動せずに(場合によっては、現在のアクティビティを再起動せずに)、実行中のアプリに対してコードとリソースの変更を push できます。この優れた適応性により、小さな追加変更のデプロイとテストのために何度もアプリを再起動する必要がなくなり、その時点でのデバイスの状態に影響を及ぼすこともなくなります。
Android Studio のコードエディタが持つ優れたコード補完、リファクタリング、コード解析機能を利用することで、コードの品質、作業速度、ひいては生産性を向上させることができます。文字を入力するとプルダウン リストに候補が表示され、Tab キーを押すだけでコードを挿入できます。
Android Emulator を利用すると、実機よりも速くアプリのインストールや実行ができます。また、スマートフォン、タブレット、Android Wear、Android TV など、さまざまな Android デバイスでプロトタイピングやテストを実施できます。さらに、GPS の位置情報、ネットワーク遅延、モーション センサー、マルチタッチ入力など、さまざまなハードウェア機能をシミュレートすることもできます。

コーディングの品質向上

Android Studio は、開発のあらゆる段階で、高品質なコードの作成を支援します。
Android Studio に含まれるプロジェクトやコードのテンプレートを利用すると、ナビゲーション ドロワーやビュー ページャーのような一般的なパターンを簡単に追加できます。コード テンプレートをベースに開発を始めることはもちろん、エディタで API を右クリックして [Find Sample Code] を選択することにより、サンプルを検索することもできます。さらに、[Create Project] 画面では、GitHub から正常に動作するアプリをインポートすることも可能です。
Android Studio には強力な静的解析フレームワークがあり、アプリ全体に及ぶ 365 種を超える lint チェックがサポートされています。さらに、パフォーマンス、セキュリティ、正確性など多様な問題への対処方法が複数用意されており、ワンクリックで迅速に修正できます。
Android Studio では、JUnit 4 や UI 機能テスト フレームワークを使用した Android アプリのテストに役立つ広範なツールが提供されています。Espresso テスト レコーダーを使用すると、デバイスまたはエミュレータ上でのアプリ操作を記録して UI テストコードを生成できます。デバイス、エミュレータ、継続的インテグレーション環境、Firebase Test Lab でテストを実施できます。

柔軟性の高いビルド構成

Android Studio のプロジェクト構成と Gradle ベースのビルドにより、どのタイプのデバイス向けにも柔軟に APK を作成できます。
Android Studio は、ビルドの自動化、依存関係の管理、ビルド構成のカスタマイズに対応しています。また、ローカル ライブラリとホストされたライブラリを含むプロジェクトを構成し、さまざまなコードとリソースを含むビルド バリアントを定義して、異なるコード圧縮やアプリ署名の設定を適用できます。
Android Studio は GitHub や Subversion などのバージョン管理ツールと統合されているため、チーム内でプロジェクトやビルドの変更内容を同期できます。オープンソースの Gradle ビルドシステムを使用すると、ビルドを環境に合わせて調整でき、Jenkins などの継続的インテグレーション サーバーで実行できます。
Android Studio には、Android スマートフォン、タブレット、Android Wear、Android TV、Android Auto 向けのアプリを開発するための統合環境が用意されています。構造化されたコード モジュールにより、プロジェクトを機能ごとのユニットに分割し、個別にビルド、テスト、デバッグを実施できます。

高機能な接続されているアプリの作成

Android Studio には、Java 以外の言語で書かれたコードや、ユーザー デバイス以外で実行されるコードのための機能も用意されています。
Android Studio は、C/C++ プロジェクト ファイルの編集を完全にサポートしているため、アプリの JNI コンポーネントをすばやくビルドできます。IDE は C/C++ の構文のハイライト表示とリファクタリングを実現し、Java と C/C++ のコードを同時にデバッグできる LLDB ベースのデバッガを備えています。このビルドツールを使用すると、CMake および ndk-build のスクリプトを何も変更せずに実行でき、共有オブジェクトを APK に追加できます。
Firebase Assistant を使用して、Android Studio 内で手順どおりに操作することで、アプリを Firebase に接続し、アナリティクス、Authentication、Notifications などのサービスを追加できます。また、Google Cloud Platform 用の組み込みツールを使用することで、Android アプリを Google App Engine 専用に設計された Google Cloud Endpoints やプロジェクト モジュールなどのサービスと統合することもできます。

作業の省力化

Android Studio の GUI ツールにより、アプリ開発における単純作業を簡素化できます。
XML レイアウト ファイルを扱う際は、ドラッグ&ドロップに対応した Android Studio の視覚的なエディタを利用すると、新しいレイアウトをかつてないほど簡単に作成できます。Layout Editor は、ConstraintLayout API とセットで構築されているため、さまざまな画面サイズに適応するレイアウトをすばやく作成できます。ビューをドラッグして配置し、数回クリックしてレイアウトの制約を追加するだけです。
APK Analyzer を使用すると、APK の内容を簡単に検査できます。各コンポーネントのサイズがわかるため、全体的な APK サイズを減らす方法を特定できます。また、パッケージ化されたアセットをプレビューできるほか、DEX ファイルを調査して multidex に関する問題をトラブルシューティングしたり、2 つの APK の相違点を比較したりできます。
Android Studio を使用すると、あらゆる画面密度に対応した画像アセットを簡単に新規作成できます。Vector Asset Studio では、Google が提供するマテリアル デザイン アイコンを選択するか、SVG または PSD ファイルをインポートすることが可能です。また、Android のベクター型ドローアブル形式に対応していない古いバージョンの Android をサポートするために、各画面密度に対応したビットマップ ファイルを生成することも可能です。
Translations Editor では、すべての翻訳済みリソースを単一のビューに表示できるため、各言語の strings.xml ファイルを開くことなく、翻訳の変更や追加、未翻訳の箇所の検出を簡単にできます。さらに、翻訳サービスを注文できるリンクも用意されています。