SDK Runtime API: 統合ガイド

このドキュメントでは、一般的なユースケースに基づいて、SDK ランタイムの統合を準備するために役立つガイドラインを示します。

統合の計画に役立つように、統合プロセスの全体像を提示します。これには、Android 版プライバシー サンドボックス デベロッパー プレビューの、現段階では実装されていない機能が含まれている可能性があります。そのような場合、関連する詳細は未実装とマークされます。

統合の目標

現段階の Android 版プライバシー サンドボックス デベロッパー プレビューでは、以下のことができるようになることを統合計画の目標としています。

  • テスト環境で技術的な正しさを検証する
  • 既存の技術インフラストラクチャとの互換性を検証する
  • 統合の要件を定義して検証する

最新のデベロッパー プレビュー リリースで現在サポートされているユースケースと機能:

  • バナー広告の読み込みと表示をリモートで行う
  • ストレージに対する書き込みと読み取り
  • 双方向通信
  • 単体の動画広告

今後のデベロッパー プレビュー リリースで、ユースケースと技術的機能のサポートが追加される予定です。そうした機能が利用可能になった時点で、このガイドは関連する詳細を反映するように更新されます。

  • ネイティブ広告
  • フルスクリーン広告

前提条件

統合の手順

1. テスト環境で技術的な正しさを検証する

  • テストアプリとテスト SDK を作成して、Android 版プライバシー サンドボックスの SDK ランタイムについて理解を深めます。この段階では、GitHub のサンプルアプリを使用することもできます。
  • デバイスまたはエミュレータに SDK とアプリをインストールして実行し、WebView が指定の URL を読み込むことを確認します。
  • SDK ランタイムからリモートでアプリに広告をレンダリングします。
  • SDK コードにブレークポイントを追加し、プロセスに接続して、プロセスがデバッグ可能であることを確認します。

2. 既存の技術インフラストラクチャとの互換性を検証する

  • デベロッパー プレビューの後、Android 版プライバシー サンドボックスに必要な最小の対象 API レベルは 33 になります。既存のコードベースの移行パスを特定します。Android 13 で導入されたその他の変更に対する、アプリまたは SDK の互換性を評価します。
  • 該当する場合は、アプリとの開発ツールチェーンの互換性を検証します。
  • 必要に応じてコードベースをリファクタリングし、共通のロジックを再利用します。デベロッパーによっては、単一のコードベースを使用する場合もあります。その場合は、このアプローチの実現可能性を検証してください。

3. 統合の要件を定義して検証する

  • 現在の SDK ソリューションのデータアクセス ニーズ、クライアント アプリのインタラクション モデル、システム コンポーネントを、SDK ランタイムの設計に照らして調べます。
  • SDK ランタイムからサポートされている広告タイプのいずれかを表示することで SDK が読み込まれることを検証し、広告が操作可能であることを検証します。
  • ビジネス ユースケースに該当する場合は、Topics API、FLEDGE API、または Attribution Reporting API が SDK ランタイム プロセスから実行されることを検証します。
  • ADB または Android Studio を介して接続し、コードをステップ実行することで、SDK ランタイムのプロセスがデバッグ可能であることを確認します。